タブレットは持っているのですが、
スマートフォンは持っていません。
未だに昔ながらの携帯です。
先日、神保町から乗った半蔵門線の車内で
見かけた女性の姿と話に、大きな刺激を受けました。
その方は、非常にお若く見えたのですが、
80代とか。(連れの方の話で判明)
もう少し若い女性と2人で、渋谷に向かっている様子。
(自分も渋谷で用がありました)
隣の女性が、80代の女性に向かって、
「あとどれくらいで着く?」と尋ねました。
そうしたら、その女性は、バッグの中から、
さっとスマートフォン(おそらくiPhone)を取り出しました。
そして、ささっと検索し、ものの10秒もたたない内に、
「渋谷駅につくのが、午後6時52分(確か)。なのであと10分ほど」。
さらに隣の女性は尋ねます。
「そこから、会場まではどれくらい。道はわかる?」。
するとまたもや、問われた80代の女性は、
スマートフォンを操り、
「駅からは、およそ10分ほど。
道玄坂出口の方から出て、上に上がったら……」
と画面を見ながら、流れるようにしゃべっています。
うーん、その速さにびっくり。
若者以上に使いこなしています。
それは聞いた女性も同感だったようで、
「あなた、すごいわねー。80を超えた人で、
あなたほど、携帯を使いこなしている人は、
いないんじゃない。どうやって覚えたの?」
「これを買ったお店で、教室があって、そこで教わったの。
とにかくこれを使って、どこかに出かけたいと強く思ったので、
それで覚えられたんだと思う」。
「やっぱり必要に迫られないとダメなのね」
「年だと尻込みせず、とにかくやってみれば、なんとかなるわよ」。
隣りに座っていて、その言葉に感激したのでした。
何かやりたいことがある。
それを実現するために、
とにかく前向きにチャレンジしてみる。
意欲さえあれば、年齢に関係なく、道は開ける。
そんなことを感じたひとときでした。
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