昔、従兄弟と夏休み。
四国の松山近くの山に、虫を捕りに行きました。
従兄弟の小学校の裏山から、
奥に奥にと分け入ったのですが、
結局、一杯いると言っていたカブトムシ、
クワガタムシも何もとれず。
がっかりしてとぼとぼと祖母宅に帰りました。
冷たい麦茶を飲んで涼んでいると、
叔父さんがやってきて、「どこ行ってきた?」
と聞いてきました。
従兄弟が、「小学校の裏山」と答えると、
叔父さんは、「この馬鹿たれが。あれほど
行くなと言ってるのに」と、激怒。
こちらは理由がわからずおろおろしていると、
叔父さんが、「あの山には、ハメがいっぱいいて、
かまれたら、死んでしまうぞ」と。
ハメとはマムシのこと。
その後、マムシにあわないようにするにはどうしたらいいか、
それでもあってしまったら、どのようにふるまえばいいか、
さらに噛まれてしまったらどうするか
などを詳しく教えてくれました。
その知識を、少し変える必要があるかもしれません。
救命救急医らのグループによる全国調査で、
マムシにかまれたら、走ってでもいち早く医療機関を
受診する方が軽症で済むことが、わかりました。
これまで一般的には、走ったり身体を激しく動かすと、
毒が全身に回るので、安静にして助けを呼ぶ
と言われてきました。
しかし、マムシをかまれた人を調べた所、
走ってでも病院に行った人の方が、早く治り、
入院期間も短かったことがわかりました。
受診するまでに少しでも走った人21人
受診までの平均時間およそ18分。
平均入院期間5.9日。
全く走らず、救急車を待つなどした157人
受診までの時間はおよそ84分
入院期間8.4日
腫れの程度:走った人の方が軽い。
〇マムシにかまれる人:年間1000~3000人
10人前後が死亡
〇応急処置
かまれた部位より心臓に近い場所を布で縛る。
毒を吸い出す
などと教わったのですが……。
和歌山県のサイト
《マムシに噛まれた場合、ハチに刺された場合》
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/130500/kenkou/kurashi/kenkou/mamushi/mamushi.html
《1)マムシに噛まれた場合の一般的な救急対処方法は
あわてず安静にする
あわてず、安静にする。走ったりしない(走ると毒が全身に回りやすい)。
噛まれた傷口より心臓側を布などで縛る。
(毒の広がりを防ぐ目的なので軽く縛る程度に。)
縛るものがなければ、噛まれた部分は心臓の高さよりも下にしておく。》
と書いていますね。
伊勢崎市
《マムシに噛まれた場合の対応 ハチに指された場合の対応》
http://www.city.isesaki.lg.jp/www/contents/1357808438590/files/mamushihachi.pdf
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