2014年そして昨日に続いて、日本人の研究者が
またノーベル賞受賞です。
スウェーデン王立アカデミーは2015年のノーベル物理学賞を、
東京大宇宙線研究所長の梶田隆章教授と、
カナダ・クイーンズ大学のアーサー・マクドナルド名誉教授の
2人に贈ると発表しました。
梶田さんは、スーパーカミオカンデで素粒子ニュートリノを観測し、
「ニュートリノ振動」という現象を初めて確認し、
ニュートリノに質量があることを証明した方とか。
日本のノーベル賞受賞は、5日に医学生理学賞を受賞した
大村智さんに続いて24人目となります。
また物理学賞は、2014年に、LEDの研究で、
赤崎勇・名城大終身教授、天野浩・名古屋大教授、
そして中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授が
受賞しており、この部門では、11人目となります。
「ニュートリノ研究」という言葉は、
多くの方が耳にしたことがあると思います。
そうこの研究で、2002年に、
小柴昌俊・東京大特別栄誉教授が
ノーベル物理学賞を受賞されています。
自然科学の分野では、
さらに日本人の受賞が予想され、
候補者の方々の記事が掲載されていました。
今年は、文学賞の村上春樹さんを含め、
さらに受賞者が出るかもしれませんね。}
〇ニュートリノ研究(中でも「ニュートリノ振動」)で、
小柴先生の次に ノーベル賞受賞を期待されていたのが、
故・戸塚洋二・東京大特別栄誉教授。
梶田さんは、戸塚さんが率いる
国際共同プロジェクトの中で、実験のまとめ役だった。
戸塚さんは、残念ながら、2008年に66歳でがんのため逝去。
ノーベル賞受賞はならなかった。
もし戸塚さんが生きていれば……。
記者会見でも、生きていれば共同受賞の可能性もあったのではと
聞かれた梶田さんは、「はい、そう思います」と答えた。
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