「スカブラ」と「要白(ようはく)」。「朝がきた」の炭鉱の怠け者と俵屋宗達の「風神雷神図」。

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高い視聴率をあげている連続テレビ小説の
「あさが来た」。
http://www.nhk.or.jp/asagakita/

2015年11月25日の放送の中で、
「スカブラ」という言葉が出てきました。

今は主人公の「あさ」が九州の炭鉱を
改革しようと、現地にきて、一緒に
働いているという内容です。

その中で、人足を束ねる納屋頭を
つとめるサトシ(長塚圭史)が、
「スカブラ」という言葉を発したのでした。

番組の中でも、親方の治郎作(山崎銀之丞)が
説明していましたが、「スカブラ」とは「怠けること」。

この言葉について、以前に別のブログで書きました。
炭鉱から生まれた言葉ですが、もう少し違った意味もあります。

さぼる、怠けるという悪い意味から、
すこし肯定的なニュアンスが加わります。

石炭を掘るという仕事をしないのだけれど、
仲間に馬鹿話をして気持ちを和らげたり、
場の雰囲気を変えたりする。

そうそんな役目のある、一見無駄のような存在だけれど、
実はみんなの役に立っている人のことなんですね。

「あさが来た」を見て、久しぶりにその言葉を思い出しました。

その後、読売新聞の「編集手帳」を読んだら、
今度は「要白(ようはく)」という言葉に
ついて書かれていました。

これは、俵屋宗達の生涯を取り上げた番組で、
美術史家の先生が使っていた言葉だそう。

その番組、録画してみました。

《ザ・プレミアム「風神雷神図を描いた男 天才絵師・俵屋宗達の正体」》
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3303/2578287/

「風神雷神図」では、真ん中の部分が大きく空いています。
これが「余白」ならぬ「要白」。

意味のある空間のこと。

なにも描かれていない空間ですが、
実は、絵全体を見るときにその空白が
大事な役割を果たしているんですね。

仕事をしないスカブラ。
絵が描かれていない要白。

どちらの言葉の底にも、共通する哲学・思想が
あるのではないでしょうか。

そんな2つの言葉に出会えた
幸せな一日でした。

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「スカブラ」。炭鉱の中の働かない人。仕事をせずホラ話ばかりしているのに……。

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