明日、15日は小正月。
1月11日に鏡開きをして、
鏡餅を食べたけれど、
まだ小さなお餅が残っている。
それを食べようと取り出したら、表面にカビ。
包丁やナイフなどで表面のカビだけ削って、
焼いたり、煮たりして食べる。
そんな方、多いのでは?
実はわが家も以前はそうでした。
ところがお餅のカビ、
取っても、残りの部分にもカビが残っており、
それを食べることは、体のためにも良くないのだそう。
取り除いている部分は胞子。
なお餅本体に根のように菌糸が残っている。
通常、菌糸は無色透明のため、知らずに食べてしまうことに。
カビにはカビ毒を作るものがあり、
中でもアフラトキシンは、
自然界でもっとも発ガン性が高い。
もちに生えるカビは、知られているだけで20種類以上。
青カビが多く、あの青カビチーズと同じものもあるが、
上にあげたような発ガン性物質を生産するものも。
さらにカビの毒は、熱に強いものもあり、
焼いたりゆでても、なくならない。
〇かびさせないようにするためには、
表面の粉は取り除く。
〇焼酎などのアルコールをふきかけたり、
芥子、わさびを入れ密閉した袋の中に入れる。
〇冷凍庫に入れ冷凍する
昔に較べ、今の
パックに入った切り餅はかびませんね。
これは保存料などを入れているわけではなく、
餅を作る過程で細菌などが入らないように、
非常にクリーンな環境で作られているから。
また個々の包装、大袋の中は、窒素で満たされているので、
製造後もカビなどの細菌類が入らず、繁殖できないんですね。
そうそう、昔は、お餅、焼き魚などの焦げた部分は
がんになるからと、取り除いて食べるようにいわれましたよね。
この焦げ=がんは、
現在では因果関係がないとして
否定されているそう。
国立がんセンターが「がんを防ぐ12か条」
というのを以前、出しています。
そこでは、
《焦げた部分はさける
かびの生えたものに注意》
とあげられています。
2011年に国立がん研究センターが
「がんを防ぐための新12か条」を
新たに出していますが、
焦げとかびは除かれています。
《がんを防ぐための新12か条》
http://www.jcancer.jp/about_cancer_and_checkup/%E3%81%8C%E3%82%93%E3%82%92%E9%98%B2%E3%81%9012%E3%81%8B%E6%9D%A1
焦げはともかく、
かびの生えたものには、
引き続きの注意が必要のようですね。
コメント
テレビ朝日系列の「くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」という番組の2016年1月17日(日)放送で、かびたお餅をどうするかについて放送するようです。「#16日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館 2時間SP」
http://www.tv-asahi.co.jp/hanataka/