カピバラという動物をご存じですか?
「ミズブタ」ともいい、ネズミ目カピバラ科。
体長は1メートルほどで、
げっ歯類の中で最も大きい種類です。
体形は、大きなネズミのよう。
水辺に30頭ほその家族単位で生活しています。
南アメリカのアンデス山脈より東に生息しています。
なんでカピバラについて書いているかと言うと、
2016年2月20日放送の「世界ふしぎ発見」の中で、
カピバラが出てきたから。
放送のテーマは「ウルグアイ」を特集。
カピバラは、そのウルグアイを象徴する動物なんですね。
番組の中で自然のカピバラや牧場などが紹介されていました。
そうそうこれだけで、ブログに書こうと思った訳ではありません。
番組の回答者の一人である黒柳徹子さんが、
次のような発言をしたからです。
徹子さんは、なんと
「隅田川にカピバラを見た」
と発言したんですね。
ネズミみたいな動物がいるから、
尋ねたら、相手はカピバラと答えたと。
えー、隅田川にカピバラ?
カピバラは日本にいないから、
いるとすれば動物園とか、
そういう所にいるとすればいるけれど……。
もしかしてカピバラではなく、
ヌートリアやマスクラットでは?
ヌートリアは、カピバラによく似ていますが、
一回り小さい生き物。
ネズミ目ヌートリア科で、頭胴の長さは50センチ、
さらに尾の長40センチほどです。
水辺・水中に生息し、水かきで器用に泳ぎます、
南アメリカ東部の草原や湿地が原産。
しかしその毛皮を目的に各地で養殖されましたが、
逃げるなどして、世界各地で野生化しています。
日本でも、軍用の毛皮をとるために輸入され、
飼育されたものが、西日本を中心に野生化して、
水辺の作物を荒らしたり、堤防に巣穴を掘るため
ヌートリアは環境省にり、特定外来生物に指定され、
駆除の対象となっています。
国立環境研究所、侵入生物データベース、ヌートリア
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/10140.htm
関東地方で多いのが、マスクラット。
個人的には東京都葛飾区の水元公園で見たことがあります。
マスクラットもヌートリア同様、特定外来生物に指定されています。
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/10090.html
マスクラットは、ネズミ科の一種。
ヌートリアよりさらに小さく、頭胴長30センチメートル、
尾長25センチメートルほどです。
北アメリカ北部が原産ですが、こちらも毛皮用に養殖された
ものが、各地で野生化しています。
日本には、軍の航空機パイロットの毛皮用に
養殖、飼育していたが、戦後、江戸川を中心に
増殖しましたた.このため葛飾区水元公園のほか、
千葉県市川市行徳鳥獣保護区、埼玉県東部に生息しています。
(マスクは「麝香(じゃこう)」の意味。
ニオイネズミとも言われます)
隅田川で見たとは余り聞かないのですが、
東京で見たというのなら、マスクラットかなー。
カピバラは、温泉につかる姿が、
テレビ番組、ニュース、CMにも
登場するほど人気ですね。
以下のサイトで、日本のどこで
見られるのかがわかります。
自分は上野動物園、井の頭自然文化園、
伊豆シャボテン公園で見たかなー。
《カピバラ大好き》
http://capybara.eek.jp/navi.html
関連エントリー
《トクダス》
《なぜか女性に好きな人が多いカピバラ。長崎では温泉でのんびり。》
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