定年した後も、元いた会社に依頼され、
現役時代よりは少ない日数ながらも、
しっかりと働いている知合い。
久しぶりに会って話をしたのですが、
以前にもまして、生き生きと若返って
いるように感じました。
話の中で、自分の友達を紹介しようと、
友達が、知合いの近くに住んでいると告げたら、
「実は……」と告白し始めました。
長年住んでいたマンションを引っ越したのだそう。
引っ越した先は、たまたま紹介しようとした、
友達のマンションのすぐ近くだったのですが……。
それはともかく、引っ越した先は、
それまでより狭い間取り。
けれど一人暮らしには十分な広さであり、
より駅にも近いということで決めたそうです。
引っ越した理由は、
終活、住まいのダウンサイジングをして
生活を変えたかったから。
これまで住んでいた所は、
一人暮らしには広すぎ、
また持ち物も管理できないほど
多くなってしまっていた。
なんとかしないと思うものの、
いつかいつかと、時間のみ過ぎて放置状態。
それがストレスになってしまっていたのだそう。
これからの自分の暮らしを考えると、
今のマンションは住むのに適当なのか、
持ち物も、これから必要なものに絞った方が、
より豊かに心安らかになるのではないか。
そう思ったそうです。
そこで思い切って
持ち物の整理(断捨離)をし、
引っ越したと。
引っ越す前の物の処分をした時点で、
自分でも驚くほど、気持ちがすっきりし、
前向きな気持ちになれたと言います。
さらに引っ越して、
環境が変わったことで、
新たな刺激を大いに受け、
活力が沸いてきたとも。
そのように生き生きと話す姿を見て、
知合いの住まいのダウンサイジングは、
成功したと感じました。
これまでテレビ、雑誌などで、有名人の
老後に備えた「ダウンサイジング」を見聞きしましたが、
知っている人の言葉・体験は、やはり説得力があります。
引っ越しはともかく、
まずは持ち物の見直しから
始めてみようかな。
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