あなたは自分が生まれた時刻をご存じですか?
私は知らないのですけれど、
今日、友達と話していたら、
ほとんどみんな知っていました。
「へその緒」を収めた桐箱に、
生年月日、そして時刻が書かれているそうです。
自分も確か小さい時、母親から、
箪笥の鍵の掛かる引き出しに、
入っていたのを見せられた記憶がありますが、
それ以降、目にしたことはありません。
どこ行ったかなー?
またその桐箱には、名前も生年月日などの
情報は一切、書かれていなかったような覚えが。
四角い桐箱ではなく、卵形だったり、
乳歯や髪の毛(胎毛)などを
一緒におさめるタイプのものもあるなど、
変化があるようです。
「へその緒」に関してはいろいろな言い伝えがありますね。
母から聞いたのは、子どもが重病になった時、
へその緒を削って飲ませると、回復すると言われている
というもの。
本当なんでしょうか?
乾燥したへその緒ではなく、へその緒の幹細胞ですが、
今年2016年1月ころ、東京大学医科学研究所の研究グループが、
へその緒に多く含まれる幹細胞を利用した治療薬の開発に乗り出す
なんてニュースがありました。
もしかしたらへその緒には素晴しい可能性が
秘められているのかもしれませんね。
同年代の友達は、自分のへその緒を
20歳になった時に、
「これはあなたのへその緒。これからは自分で
管理しなさい」と言って手渡されたそう。
今でも大事にしまってあるとのことです。
かと思えば、関西出身の友人は、
母親を数年前になくしたのですが、
昔からの風習で、お母さんの棺の中に、
子どもたちのへその緒を収めた桐箱を入れたとか。
へその緒は、あの世への「通行手形」
となるんだそう。
へその緒は、出産という大厄を乗り越え、
新しい命を生み出した証。
それは母のお守りになるんですね。
そう思うと、「へその緒」の桐箱が
大切なものに思えてきました。
どこに行ったか探さないといけないなー。
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