2019年12月10日、衛藤少子化対策大臣は、
2019年の出生数が87万人を下回る見込みであることを
明らかにしました。
1899年に出生数の統計を取り始めて以来、
初めての90万人割れ。
これまで90万人割れは2021年と見込んでいましたが、
その想定より現実は、2年早くなっています。
○国立社会保障・人口問題研究所による2017年の推計
2019年の出生数を92万1000人、20年は90万2000人、
2021年に88万6000人になると想定。
《日本の将来推計人口(平成 29 年推計)
平成 28(2016)年~平成 77(2065)年
附:長期参考推計 平成 78(2066)年~平成 127(2115)年》
http://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2017/pp29_gaiyou.pdf
自分の周囲を見てみると、
親の世代の子どもの数は5人は普通。
自分の世代は2人。
しかしその下の世代は、結婚していないか、
結婚していても子どもは0人から1人。
ただ都会(東京圏、大阪圏)に住んでいる
親戚(現役の子育て世帯)は、子どもが少なく、
地方の場合は、子だくさんの傾向。
子育てに親などの手助けがある。
給料が低くても、家賃、生活費が
安いので、子育てには便利な環境。
大臣は抜本的な対策と話していますが、
地方自治体の中では、出生率の上昇に
成功している所も。
長野県下條村。
出生率は全国一位。
低廉な家賃、保育料などで子育て世帯を誘致。
《下條村の概要と主な施策》
《少子化対策施策
★医療費 高校生まで 無料
★出産祝金 第 2 子 5 万円 第 3 子以上 20 万円
★保育料 平成19年度から 4年間で 約 40%減額
24年度に10%減で 計約50%の削減
★入学祝い 小学校入学祝(2 万円分)、中学校入学祝(5万円分)
村商工会商品券で配布(H26.4~)
★義務教育の給食費補助 50%補助
★若者専用住宅 補助金を使わない住宅建設
平成 9 年度~18 年度に 10 棟 124 世帯
2LDK(床面積約 65 ㎡) 家賃 33,000~34,000 円
地区・村の行事参加や消防団に加入等条件あり
資料2
★インフルエンザ予防接種補助 0歳から中学生までの接種 2,000 円補助
★子育て応援基金 7 億円の基金でその果実(利子)を子育て支援に
★若者定住促進住宅 新増改築工事補助事業 (対象者45歳以下)
新築は 10%補助で上限 100 万円まで、増改築は 10%補助 50 万円まで
★チャイルドシート購入半額補助・ブックスタート(7~8 ケ月児に絵本贈
呈)・保育所入所前の親子の「つどいの広場」開設 etc 》
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/meeting/taikou/k_2/pdf/s2.pdf
《下條村人口ビジョン》
https://www.vill-shimojo.jp/gyousei/gyousei-info/kakuka/soumu_osirase/files/H27jinkoubizyon.pdf
こうした取り組みを全国的に実施すべき。
○岡山県奈義町
○法律婚でないカップル、パートナーの
子どもを差別しない。
○子育て、保育費、教育費は格安にする。
(公的教育)
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