母の実家・岐阜から届いた鮎の甘露煮。従兄弟が捕り、義理の叔母さんが作る。秋を感じる。

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何年か前も届いた鮎の甘露煮。
今日、母のふるさと、岐阜から送られてきました。

鮎は従兄弟が実家の隣の川でとり、
(ヤナではなくおそらく網)
それを少し離れた所に住む
義理の叔母さんが甘露煮にしたものです。

母は小さい頃から鮎を食べてきたので、
鮎の味、甘露煮の味付けにかなりうるさいのですが、
義理の叔母さん(母の弟のお嫁さん)の
それはとても気に入っているようです。

鮎は、従兄弟が飛騨川に注ぐ支流で
とった落ち鮎。

産卵のためお腹に卵が一杯詰まっています。

落ち鮎は「秋の季語」にもなっていますが、
従兄弟の川では9月末から10月下旬がシーズンです。

従兄弟は釣った鮎を、
義理の叔母さんのところに持っていき、
甘露煮に加工してもらいます。

従兄弟自身も甘露煮にするのですが、
(以前はそれを送ってくれた)
叔母さんの方が味付け、調理が
上手なので、そうしているよう。

叔母さんの出身は、
岐阜市から上流の関市。

そこの実家では、しょうゆ、みりん、
さとう、酒そして山椒の実を使って、
圧力鍋で煮込むそう。

母曰く、岐阜では山椒ではなく、
しょうがを使うのが一般的とのこと。

見た目は茶色で辛そうですが、
口に含むと意外とあっさりしていて控えめな味。
山椒がアクセントとしてよく効いていて、
甘みを引き締めます。

圧力鍋で煮ているだけあって、
頭はもちろん骨まで柔らかで、
全部を食べることができるのが特徴です。

母はこの落ち鮎の甘露煮を食べると、
秋を感じるのだとか。

残念なのは、この鮎をとり、甘露煮にするのが、
従兄弟と叔母さんで止まっていること。

従兄弟の子どもさんや、叔母さんのところの
子ども、お嫁さんは、その技術を受け継いでいないこと。

この先、なくなってしまうのは、
とても惜しいですが、強要するわけにもいかず、
なんだか寂しいです。

 

 

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niki

35年以上にわたり、TV、ラジオ、
イベント制作に携わる。30年余
り、放送関係の専門学校講師を
勤め、企画書、台本の書き方を
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から読み始め、多い時には13紙
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