「少欲知足」「少欲の想(おもい) はじめて生じ 知足の心 やや発(おこ)る」。今に感謝する。

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近所に薬研堀不動があります。
川崎大師別院です。

ウォーキングで前を通ることが多いのですが、
先日、前を通りかかったついでに、足をとめ、
お参り。

その時に入り口右側の掲示板の言葉に
目がとまりました。

「今日の言葉」として次のように書かれていたのです。

「少欲の想 はじめて生じ 知足の心 やや発る」
(しょうよくのおもい はじめてしょうじ
ちそくのこころ ややおこる)

この意味は
「欲を持ちすぎないことが幸せへの近道である」
出典は弘法大師の著作「秘密曼荼羅十住心論」。

この言葉は釈尊の「少欲知足(しょうよくちそく)」
(少欲にして足るを知る)という教えと同じですね。

年末でお金のことを考えることが多い時期。
たまたま先日、録画していた映画「ウォール街」を
見た直後だっただけに、いっそうこの言葉が身にしみました。

映画の中のゴードン・ゲッコーは
「強欲は善だ」と言い放ち、株を買いしめ、
金を際限なく儲ける生き方を肯定しています。

それとは全く逆の生き方を進めるのが、
上の二つの言葉です。

たとえば金を儲ける。
人はそこで満足すると思いがち。

けれど稼げば稼ぐほど、もっともっと
とさらに欲望が大きくなり、決して
満足せず、さらに多くの金を得ようとする。

そこには満足がない。

これがどうやら人間の本質のようです。

これはお金だけに限りません。

美味しいものが好きな人がいる。
とても美味しい料理を食べた。
一時はそれで満足するかもしれない。

けれどすぐにもっと美味しいもの、
さらに味覚を刺激するものを食べたくなる。

何かを求める人の心は際限がないのです。

だからこそ人は様々なものを発明し、
前進してきたともいえるのですが、
そこに心の平安を得るのはとても難しい。

ではどうすればいいのか?

さらにさらにと求めるのではなく、
今、美味しい料理を食べられたということは、
ありがたいことだと感謝する。

いったん立ち止まり、今この状態にあることに
感謝することがとても大切なことなんですね。

いま、こうしていられることは、
当たり前ではなく、
とても「有り難い」ことと気づくこと。

そうすればおのずと、感謝の心が芽生える。
感謝すれば、そこに心の平安が満たされる。

毎日、無事に生きられることが
いかにありがたいことか。

それに気づき、感謝の心を持つことを
忘れないようにと思った大晦日です。

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亀の知恵

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