2017年2月27日、東京マラソンが行なわれました。
自宅はコースにぐるりと囲まれています。
歩いて1分もかからないところがマラソンコース。
行きと帰り、2度見ることができます。
さらに10分弱、両国橋を渡って
清澄通りまでいけば、これまた往復2度、選手を
見ることができるのです。
なのに家でじっとテレビ観戦していました。
何人かの取引先や知人が出場しました。
すべての人を確認した訳ではないのですが、
そのうちの1人が、無事、完走したことがわかりました。
事前の目標タイムも上回っていたとのこと。
共通の知合いがメールで速報。
その後、本人からやはりメールで
結果と応援の御礼が届きました。
お祝いのメールを送りました。
その方と以前、このマラソンについて
話したことがあるのですが、その時に
印象に残った言葉があります。
それは精神論・根性論の否定。
昨日もテレビの解説で、
「最後、どれだけ粘れるかです」なんて
根性論・精神論が出てきていますが、
そうした考え方をあっさり否定しています。
「マラソンは根性では走れません」
とはっきり言っていました。
知合いは単なる市民ランナーですけれど、
ともかく「最後は根性を入れて」とか、
「気合いで」といった言葉が大嫌い。
レースで根性や気合いをだした瞬間、
それは自分のレースの取り組みが
失敗したことを意味するのだと。
2017年2月27日、東京マラソン、
42.195キロを〇時間〇分で走る。
そう決めたら、それが実現するための計画を立てる。
その計画の中には「根性・気合い」は入っていません。
3ヶ月ほど前から、トレーニングメニューを決め、
それを着実に実行。
実際に自分の走力を計測し、目標とのずれを認識し、
トレーニングを修正。
それを実行し、結果を測定。そこからさらに……と
続いていきます。
走ることだけでなく、食事面などでも準備。
知合いは、カーボ・ローディングという糖質を事前にとる
というやり方をとっていないそう。
詳しくはわからないのですけれど、脂肪、アミノ酸を
うまく代謝し活用できるような食生活、事前準備をするとのこと。
こうした方法論を聞いていると、
一つのプロジェクトを成功に導くと言う意味で、
ビジネスと全く同じ。
PDCAサイクルという生産管理・品質管理の概念が
ありますが、それをマラソンにも応用していると。
《Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)》
いやー、マラソン・スポーツで、
このPDCAサイクルという言葉が出てくるとは
思いも寄らなかったので、驚いたのです。
こうしたサイクルの中で、記録・データというのは
とても重要になってくるのですが、今時は、
簡単にそうした情報・データを記録できる
スポーツ用の計測グッズがいろいろとあるんだそう。
そうした機器を利用しながら、スマートフォンで
日誌をつけ、トレーニングを積み重ねていくとのこと。
聞いていて、とても興味がわいてきました。
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