三谷幸喜氏が講演会の仕事を解禁した理由。あなたは毎日会話していますか? 言葉が出にくくなったことは?

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朝日新聞夕刊、2017年10月12日、
《三谷幸喜のありふれた生活》は、《ただいまトーク修行中》
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13177154.html?rm=150

を読んで、思わず「そうそう」と
強くうなずいた箇所がありました。

三谷幸喜さんは、
1961年の早生まれですから、
現在、56歳。

次のように書き出しています。

《この歳(とし)にして新たに始めたことがある。講演会である》。

その後、テレビに出演してしゃべることについて記述があります。

本来は、人前で話すのは得意でなく、
(その後さらに「本来の僕は喋(しゃべ)るのが大の苦手」
と重ねて同じ事を記しています。よほど不得意と
自覚されているんでしょうか)
テレビに出るときはかなり無理をしているのだそう。

けれど《映画の宣伝で数多くのテレビ番組に出ていた頃は、
もう少しスムーズに話せていたような気がする》と。

その理由として書かれているのは、
数年前まで清水ミチコさんと出演していたラジオ番組
(J-WAVEで放送していましたね)。

《頭の回転の速い清水さんと定期的に会話することで、
少しずつだが、僕の会話術もアップしていった》と。

残念ながら、その番組も終了。
三谷氏の日常の話し相手は、
稽古場での役者、スタッフの他は、
ほとんど家族だけ。

奥さん、三歳児、そして二匹のイヌ。

と言うわけで、
《機会が減るにつれ、ますます人との会話が億劫(おっくう)になっていった。
ある時、思っていることをすぐに口に出せなくなっている自分に気づいた》。

そう三谷さんが、講演会の仕事を解禁した理由は、
しゃべれなくなり、《人としてダメになる》
という恐怖感からだったようです。

ただ講演会といっても現在は、相手がいるトークショー。
今後さらに慣れれば1人でやってみたい。
目標は綾小路きみまろ師匠とか。

さて上の部分で思い当たることがあるのは、
人との会話が少なくなると、
頭の中の思い、考えをすぐに口に出せないということ。

適切な言葉・表現が出てこず、
長い間があいたり、
しどろもどろになってしまったり
してしまうのです。

あなたはそんなことはありませんか?

特にそれが顕著なのは、一日中、
誰とも会話せず、ひたすらパソコンに
向かっていたり、仕事をした時。

何か書いたり、考えたり、
言葉は使っているのですが、
自分の頭の中や画面上だけで
終わっていると、聞いて理解し、
それに反応して答えるという機能が
劣化してしまうのです。

よく長年連れ添った夫婦は、
会話がなくても意思疎通がはかれる
なんていいますが、言葉を発する
という能力という点では2人とも
ダメになっているのかもしれない
という気がします。

こうした発話能力を衰えさせないためには、
実際に会話するしかないようです。

しかも知らない新たな相手とか、
余り親しくない相手であると
なお良いのではないでしょうか。

慣れていると、上にあげた長年の夫婦のように、
言葉でなくてわかってしまうので。

昔、便利屋さんが高齢者の話し相手
という仕事を始めたら、多くの利用があった
なんてことがニュースになっていました。

その当時は、話し相手がいないと寂しいからかなー
くらいにしか思っていませんでしたが、
そうした精神面とともに、会話能力維持のためにも、
もしかして利用していたのかもしれないと
考えるようになりました。

今後、AIが発達すれば、毎回新たな人格で、
会話を楽しめる時代になるのでしょうか。

そうしたロボット、アンドロイドの出現を
1日でも早く願いたいものです。

プロフィール
この記事を書いた人
niki

35年以上にわたり、TV、ラジオ、
イベント制作に携わる。30年余
り、放送関係の専門学校講師を
勤め、企画書、台本の書き方を
教える。10年余りホテルの食に
関するHPの制作、コンサルタ
ントも、行う。新聞は小学4年生
から読み始め、多い時には13紙
を愛読。
ブログ「トクダス」
https://nikitoki.blog.ss-blog.jp/
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