厄を落とすときや清めるときに、
まくものといえば、
日本だと塩ですよね。
ところが、砂糖をまいて
厄払いする国があると知り、驚きました。
どこかというと、ブルガリア。
2015年5月30日、AFPのニュースで、
ブルガリアの南東部のノバ・ザゴラの市長が、
交通事故が増加したので、減らそうと、
道路に砂糖50キログラムをまくよう指示した
と伝えていました。
おかしな指示だと思われないためか、
「道路に砂糖をまくと厄が払われる
という古くからの言い伝えにのっとったものだ」と
市役所は付け加えたそう。
不思議ですね。
古くからのと言っても、砂糖は昔は貴重品だったので、
案外、歴史は浅いのではないでしょうか。
西洋で厄除けというと、思い出すのは、
ドラキュラを退治するときの十字架とニンニク。
ニンニクは、魔除け、厄除けの効果がある
と信じられていたようです。
日本のつくば市の「一ノ矢八坂神社」では、
毎年、ニンニク祭りが開かれており、
そこでは、厄除けのニンニクが配られます。
祇園例大祭(ニンニク祭り)。
http://yasaka.or.jp/
西洋ではほかに、魔除け・厄除けとしては、
聖水(司祭によって聖別された水)、
塩(キリスト教ではpurified salt)などがあります。
ブルガリア以外に、砂糖を使うのはどこかあるんでしょうか?
〇スパイス類
ニンニクのほか、クローブ(丁子)、唐辛子、アニスなど。
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