幸せの法則。
それは、「四つ葉のクローバー」で
表せるのだとか。
そう唱えているのが、
前野隆司・慶応大学教授。
http://lab.sdm.keio.ac.jp/maeno/index.html
http://takashimaeno.com/
前野さんは、工学的な手法で幸せについて
研究されている方で、「幸せのメカニズム」など、
幸福に関係する本を多数、出していらっしゃいます。
具体的には、15~79歳の1500人にアンケート調査を行いました。
人生の満足度、幸福感にどのような心的な要素が影響するかの調査です。
幸せに関連しそうな楽観性、ユーモア、親切など87個の質問を行いました。
その回答を分析した結果、現代の日本人の
幸福に影響する要因は、大きく4つにまとめることが出来たとのこと。
1、やってみよう 自己実現と成長
2、ありがとう つながりと感謝
3、なんとなかる 前向きと楽観
4,あなたらしく 独立とマイペース
いかがでしょうか?
前野さんは、幸せの四つ葉のクローバーになぞられ、
上の4つを意識して、バランス良く行動することが大切で、
それにより幸福と感じられるとされています。
具体的な方法として、前野教授が実践しているのは、
「カレンダー〇×法」。
これは、一日の最後に今日一日を振り返り、
幸せだったら〇、不幸せだったら×をつけ、
簡単な理由を書き添えるというもの。
それにより、自分が何に幸せを感じるかが、
わかるようになったそうです。
この方法、簡単にできそうですね。
そして、昔読んだ、向田邦子さんのエッセイ
「字のないはがき」を思い出しました。
邦子さんの妹の和子さんが疎開に行く時に、お父さんが、
毎日、元気だったら葉書に〇を書いて送りなさいと言って、
葉書を持たせたという話です。
一日の最後に、きょうがどんな日だったかを振り返ることは、
日記をつける習慣のある人は別にして、なかなかしませんね。
けれど、一日を振り返ることは、
毎日を大切にすることにつながるのかもしれませんね。
産経新聞、2015年3月24日、「きょうの人」
《前野隆司(まえの・たかし)さん(53) ロボット工学から“幸せ”探す
慶応大大学院教授 「財産や名誉…モノを得る喜びは一瞬で終わる」》
http://www.sankei.com/life/news/150324/lif1503240027-n1.html
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