多くの人には、食べ物の好き嫌いありますね。
自分は、納豆が苦手です。
食べられないことはないのですが、
積極的に、口にはしません。
母は、小さい時、田舎で、自分の家で、
鶏が絞められ、食卓にあがるのを目撃してから、
鶏肉が食べられなくなったそう。
ただ子どもに、好き嫌いをさせてはいけないので、
材料は買ってきて、料理をして、食卓には出していました。
そんな母が、ここ数ヶ月、体調を崩し、
これまで食べられていたものが
余り食べられなくなりました。
春先に風邪をひいたり、新しくもらった薬が
あわなかったりとして事情が重なったのが原因のよう。
それですっかりやせてしまったのですが、
もらった薬をやめたり、病院で診察しているうちに、
次第に治ってきました。
そして、食事も以前食べられたものが、
徐々に食べられるようになりました。
けれど肉類がまだ食べられないので、
タンパク質不足とお医者さんから言われたよう。
高齢者は、炭水化物より、しっかりと、
肉、卵、乳製品などのタンパク質を
とるべきなんだとか。
以前は牛肉、豚肉などを積極的に
食べていたのですけれど、
脂の関係か、受け付けない。
現在、私は、やはり積極的にタンパク質をとろうと、
鶏の胸肉を買ってきて、自分で軽く煮て、
蒸し鶏もどきを作って、いただいています。
それを食べているのを見た母は、
「試しに少しだけ食べて見ようか」
と言い出しました。
そこで胸肉の中でも中央部分の柔らかい部分を
薄くスライスして、出したところ、
「あ、これなら食べられる」と。
これまで小さい時から70年ほど食べられなかった鶏肉。
けれど、「食べなければ、身体が弱ってしまう」
と危機感を持って、自分自身に言い聞かせたところ、
なんのことはない、食べることができた。
その姿を見て、人は何歳になっても、
意識が変われば、行動に変化を起こすことが
できるのだなと思わされました。
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