犬を飼っている方は、この研究に
納得されるのではないでしょうか?
麻布大、自治大などの研究チームがまとめたものです。
実験は、飼い主と犬を2つにわけ、
5分間のうち1分半~2分間見つめ合ったペアと、
10秒から1分間見つめ合ったペアの二つに分けて、
それぞれ飼い主と犬とのホルモン「オキシトシン」を
調べたそうです。
「オキシトシン」。
このホルモン、聞いた事がありますか?
人の場合だと、親子、恋人同士などの間で、
安心感があったり、信頼関係が深まったりすると
分泌されるとされるホルモンです。
結果は、長い時間、見つめ合ったペアの方が、
飼い主、犬どちらともオキシトシンの量が増えていたようです。
長時間見つめ合うペアの飼い主は、
より長く犬に触れる傾向もありました。
ほかの動物の場合、相手を直視することは、
威嚇していると受け取られ、してはいけない
と言われるのですが、人と犬と間では、
そうではなかったようです。
2015年4月17日、麻布大学《ヒトとイヌの生物学的絆を実証》
http://www.azabu-u.ac.jp/topics/2015/04/post_555.html
〇ヒトとイヌの共生は 1 万 5 千年から 3 万年前に始まるとされている。
〇ヒトとイヌとの絆を科学的な研究対象とした。
〇両者の関係性は、オキシトシンと視線を 主としたアタッチメント行動との
ポジティブ・ループによって促進されるものであることを明らかにした。
〇このポジティブ・ループはオオカミとでは認められなかった。
進化の過程でイヌが特異的に獲得したものであることも明らかとなった。
〇イヌと生活環境を共有するヒトの社会の成り立ちの
理解の手がかりになることが期待される。
オキシトシン=愛情ホルモン
〇アイコンタクト、ふれあいで、親近感を高めるホルモン
オキシトシンを分泌。
これまで、マウス、人の母子関係で起こることは実験で明らかに。
異種間での確認は初めて。
〇ヒトの場合は、イヌのまなざし、
イヌの場合は、ヒトとの「ふれあい」が重要な要素。
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