80歳を超えても非常にお元気な
男性の知合いがいます。
年を召されてもダンディでおしゃれ。
顔もつやつやしているので、
以前、その秘訣を伺ったことがあります。
食事、睡眠、さらに運動……
そうしたことを話されるのかと思ったら、
違いました。
まずあげたのは、おしゃれでした。
顔を洗い、髪の毛を整え、
鼻毛、耳毛など余計な毛がないかチェックし、
香りに気を遣い、服を選ぶ。
これは自分はともかく、会う人に対する心遣いだそう。
他人の目を意識することで、元気が出る。
なによりも若い頃からそうしてきたので、
おしゃれをすると、心が楽しくなる。
続いてあげたのは、お礼です。
どういうことなんでしょうか?
おしゃれをして、町に出て、
店を回り、人と出会い、話す。
そして、自分が素敵な女性に出合ったら、
その人に、
「あなたを見て、心が浮き立った。
どうもありがとう」とか、
「いやー、あなたのその出で立ちは素晴しい。
いい目の保養になりました。どうもありがとう」
など、町で見かけたり、話したりした女性に、
感謝の言葉をかけること。
恋心とか、異性に対する思い。
それほど心を浮き立たせることはない。
町で出合って、ときめきを感じさせて
くれるなんて、本当に素晴しいこと。
御礼を言わずにどうするといった気持ちだそう。
「いや、声をかけるのはどうですかね?」
と言ったら、
「女性はいくつになっても、ほめられたら喜ぶよ。
やってごらんよ」
とアドバイスしてくれたのですが……。
なかなか声をかけられないので、
最近は、「眼福、眼福。目の保養になりました。
どうもありがとうございます」
と心の中でつぶやくようにしています。
いかがでしょうか?
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