毎日のように近所の公園を巡っています。
ここ最近は桜の花の開花を楽しみにしていました。
それ以外にも、白木蓮、柳の新芽など春が徐々に
訪れるのを感じながら、歩いています。
2016年3月29日、毎日新聞の別刷り
「春から始まる健康生活」に、
「公園浴」という見慣れない言葉が出ていました。
《身近なことで体調管理》
《「公園浴」でストレス低下》。
岩崎寛(ゆたか)千葉大准教授が
提案されているものです。
心身ともにリフレッシュする森林浴は、
よく知られていますが、わざわざ遠くまで
足を運ぶのは面倒。
それに変わって身近な緑地などを活用するのが
「公園浴」です。
森林の効用の一つが、草木が発する「フィトンチッド」
という物質によるリラックス効果、抗菌作用。
こうした成分は、都市の公園の木からも出ているし、
さらにビルの隙間の芝生でも森林浴と同じような効果が
あるとのこと。
公園でゆったり過ごすことが出来なくても、
通勤や買い物などの途中で緑を利用することも可能。
緑地、樹木の効能は、
嗅覚(フィトンチッド)のみならず、
目で緑を楽しむ(視覚)、
葉のそよぎを聞く(聴覚)など
五感で受け止めるもの。
なので通勤途上で公園の緑を見るなど
生活の中で少しでも緑を取り入れる工夫を
するとよいそうです。
職場の観葉植物も、できるだけ
仕事中に緑が目にはいるような配置をする
ことも提案されています。
これからは、花や緑が美しい季節。
公園を利用するとともに、
生活の中にうまく緑をとりこんでいきたい
と思いました。
岩崎寛氏
千葉大学大学院園芸学研究科 緑地環境学コース 環境健康学領域
千葉大学 園芸学部 緑地環境学科 環境健康学領域
准教授 博士(農学) 岩崎 寛
http://www.h.chiba-u.jp/fukushi/iwasaki.html
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