杉並区の取引先で仕事が終わった後、
いつもとは違うところを経由して、
帰宅しました。
立ち寄ったところは、大宮八幡宮。
東京のへそ、子育て、安産、
縁結びで知られる神社です。
http://www.ohmiya-hachimangu.or.jp/
ご遷座950年だそう。
そこで見かけたのが、「十三参り」。
これは、数えもしくは満13歳の子どもが
成長した感謝を込めてお参りするというもの。
この年から大人の寸法の着物を着ます。
(肩上げをして寸法はあわせる)
地方によっていろいろとお参りの流儀、
慣習があるようです。
自分が知っているのは、お宮に、子どもが自分で書いた、
大切にしている漢字をしたためた半紙を納めること。
そして祈祷を受けて、お守り、お供物を頂いて帰ります。
大切なのは帰りです。
本堂から鳥居をくぐり帰るのですが、
決して振り返ってはいけません。
振り返ると、授かった智恵を戻さなくてはならないのですね。
この十三参りは、弘法大師、空海が、
室戸岬の御厨人窟という洞窟にこもり、
「虚空蔵求聞持法」を修得。
それにより仏より、智恵を授かり、
記憶力が増したことが期限とされています。
お参りするのは虚空蔵菩薩。
虚空菩薩は、十三番目に誕生した智恵と
福徳を司る菩薩なんですね。
十三参りは、虚空蔵菩薩と縁が深い
旧暦の3月13日、新暦でいうと4月13日でしたが、
現在は、3月13日~5月13日と幅を持たせた
日程となっているところが多いようです。
(秋にも行うところも)
大宮八幡宮の十三参り
http://www.ohmiya-hachimangu.or.jp/seiryouden/kyouzen/13mairi.html
ちなみに2016年の十三参りは、
平成15年生まれ(数え年13歳)
平成14年生まれ(満年齢13歳)。
自分はこのお参りのことは覚えていないのですが、
大阪・神戸に住む従兄弟は、自分の名前の一字を
書いて、お参りしたそう。
ただ帰りにタブーを犯してしまったと言います。
そう、自分だけどんどん親より先に進んで、
さらに走ろうとしたため、叔母が後ろから
走らないようにと声をかけ、注意したのですが、
それで思わず、後ろを振り向いてしまったのです。
このため、自分は記憶力が悪くなり、
中学高校の成績が良くなかったと言い訳していました。
平日の夕方に近かったので、
それらしき親子連れはいなかったのですが、
お休みともなれば、今でも十三参りの
親子連れが見られるのかなー?
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