大学の頃、別の大学に通っていた後輩は、
休みの度に、いわゆる大名庭園に通っていました。
というのは、彼は造園科に通っていたからです。
何度か一緒に行ったというか、
連れていってもらい、解説をしてもらって、
ようやくあの日本庭園の意味の一部が
わかったつもりになりました。
その時に感じたのですが、東京やその近郊には、
大名庭園に限らず、お屋敷や庭が素晴しいところが
たくさんあるということです。
将来、時間が出来たら、訪れてみたいなと。
最近、知合いの人に会ったら、
まさにその自分がかつてやりたかったことを
実践していました。
庭園とともに、お屋敷(洋館、和風建築)を
見るのもお勧めだそう。
何度も訪れている所もあり、
それはどうしてかというと、
季節によって趣が違うからだとか。
その方のお気に入りは、旧古河庭園。
http://park.tachikawaonline.jp/park/7_kyu_furukawa.htm
洋館と薔薇が咲き乱れる
西洋庭園が有名ですが、
日本庭園も素晴しい。
作庭者は、平安神宮神苑、
円山公園などを作庭した、
京都の庭師植治こと小川治兵衛。
伝統的な様式とモダンな技術を融合した傑作。
自分は薔薇の時期にしか伺ったことがないのですが、
他の時期も趣があるので、訪れたほうがよいと勧められました。
東京都
《庭園へ行こう》
http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index034.html
アメリカの日本庭園専門誌「Sukiya Living/
The Journal of Japanese Gardening
(ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング)」
の日本庭園ランキングにて、13年連続1位に選出されたことで
有名なのが、島根県足立美術館。
同じランキングの2位は桂離宮。
そして3位は、東京都の山本亭。
残念ながら今年2016年一杯、工事のため休館中ですが、
上位のわりに余り知られていない庭園。
あの寅さんの故郷、葛飾柴又、帝釈天のお隣にあります。
葛飾区山本亭
http://www.katsushika-kanko.com/yamamoto/
筆者がウォーキングでよく訪れているのは
両国国技館お隣の旧安田庭園。
http://visit-sumida.jp/spot/6085/
無料で気軽に入れ、庭園越しに東京スカイツリーが撮影できるので、
日本人のみならず、外国人観光客にも人気です。
清澄庭園は
お隣の清澄公園と共によく行きます。
この時期ならハナショウブが見頃。
季節ごとに見所があります。
また知合いのお勧めは、
庭園の中の茶室などの利用。
ほとんどの庭園に茶室などがあり、
比較的低廉な料金で貸し出しています。
何人かで借りて、お弁当などを持ち込み、
ゆっくり過ごすとまた違った景色が見えるとのことです。
清澄庭園の場合
集会場(有料予約制施設)
http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/facilities033.html
そして何度もいくつもの庭園を訪れるなら、
お勧めが《9庭園共通年間パスポート》。
都立の9庭園を1年間回れるパスポート。
http://teien.tokyo-park.or.jp/event/080115_passport.html
日本ナショナルトラスト 保護資産、保護対象一覧
http://www.national-trust.or.jp/properties/properties.htm
平成27年、11月14日から12月6日、
11月28日をはさみ
「東京いい庭キャンペーン」が開かれました。
都立、国公立、民間など都内24箇所の日本庭園で
様々なイベントが開催されました。
また今年の春にも「春の東京いい庭キャンペーンを実施。
《「春の東京いい庭キャンペーン」の実施について》
http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2016/02/21q2p100.htm
コメント
葛飾区の山本亭。1年の改装を経て、2016年12月23日、再オープンしました。出来るだけ早い機会に訪れたいものです。