お昼ご飯の時、母が、
「平幹二朗さんが亡くなったねー」
と寂しそうに一言。
年齢も近く、テレビドラマ、舞台を見て、
親しんでいただけに、大きなショックだったよう。
平幹二朗さんは、82歳。
世田谷区内に一人暮らし。
22日から本人と連絡がつかないということで、
心配した長男の俳優・平岳大さんが、
翌日23日夕方に訪れたところ、
浴室で倒れているのを発見したそうです。
死因は現在のところ、明らかではありませんが、
お風呂場で、心臓発作などに襲われ、倒れて、
そのままお亡くなりになったのでしょうか。
以前にも書いたことがありますが、
風呂場で溺死したりして、なくなる人の数は、
年間で1万7000人ほど。(2011年度)
これは交通事故死の4倍ほどにあたります。
亡くなる方の多くは高齢者。
健康と思われる方も、多く亡くなっています。
風呂場と脱衣場の温度差など、
一気に寒暖の差のある状態におかれると、
(ヒートショック)
心筋梗塞、脳卒中などを引き起こすことから、
死亡事故につながるようです。
母もかかりつけの医師に、
入浴によるヒートショック、
事故の危険性を教わり、とても気をつけています。
〇日本で入浴中に死亡する人のうち、9割が65歳以上。
その主な原因は、上にあげたように
温度変化によって急激に血圧が上下する「ヒートショック」。
〇寒い季節の夜、高齢者を一人で
熱いお湯(41度以上)に入浴させるのは、非常に危険。
〇防止策
家族がいる場合は、家族がいる時に入る。
夜ではなく、昼間、夕方などに入る。
銭湯、入浴施設、デイサービスなど、人の目のあるところで入浴する。
体調が悪い時は、入浴を控える。
脱水を防ぐため、入浴前に水をコップ1杯ほど飲んでおく。
脱衣室、浴室を温かくしておく。(24度~26度)
(脱衣室…暖房で温める。浴室…給湯をシャワーで行う)
お湯の温度は41℃以下(38度~39度)。入浴時間は10分以内。
おへそから下にかけ湯をした後、浴槽に。
肩までつからず、みぞおちくらいまで。
家族がいる場合はこまめに声をかける。
〇ヒートショックは、浴室、入浴だけでなく、
トイレなどでも発生する。トイレの温度にも気をつける。
〇外気温がさがる、10月ころから入浴死は増加。
12月1月が1年の中で最も多い。
コメント