薪割りと餅つきの共通性は? 薪割りは瞑想法だ。

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あなたは薪割りをしたことがありますか?

薪割りは重労働で、肉体は疲れるのですが、
割った薪を積み上げるとともに、
満足感がじんわりとこみあげてきます。

何年か前、長野の村に通っていたことがありました。
ほとんどの作物の収穫がおわる晩秋のこの時期になると、
冬支度が始まります。

その一つが薪割りです。
今は石油、ガスなどが燃料として使われ、
薪を使う家庭はその村でも少なくなっているのですが、
それでも竃や風呂、ストーブなどに、薪を
使っている所も多いのです。

お世話になっていた農家もその一軒。
裏山や近所の山の枯れ木、間伐材を山から
運びおろし、乾燥させ、この時期に少しずつ
薪割りして、一冬分を納屋の脇に積むのです。

この薪割りも昔はすべて斧でやっていたのですが、
この頃は、薪割り機があり、簡単になりました。

けれどその農家では、当時も斧で割っていました。

そのお手伝いをしたのですが、
薪割りに関して、いろいろなアドバイスをしてもらいました。

初心者にありがちな間違いが、
斧をがちがちに握って、
振り下ろす時から、下の台に当たるまで、
ずっと力を入れつづけること。

割れるには割れるのですが、ずっとこうしていると
長時間、薪割りを続けられず、すぐ疲れてしまうのです。

そこのご主人が実際に見せて教えてくれたのですが、
力を入れるのは最初の振り下ろす時だけ。
後は斧の重さ、重力に任せるんですね。
握りもずっと力を入れるのではなく、
振り下ろす時と丸太に当たる時に少し強く握るくらいで、
あとはほとんど力を抜くのですね。

つまり全体的には、力を入れるより、抜く時間の方が長く、
この力の抜き加減こそが、薪割りのコツなんだそう。

そしてそれは、薪割りのみならず、くわの振り方、
餅つきの時の杵の使い方に共通する極意だと言います。

当時、農家のご主人は、80歳近くだったのですが、
斧も鍬も杵も軽々と使いこなし、長時間、
作業を行っても少しも息が上がらず、平気な顔をしていました。

力の抜き加減を知っているとそんなに疲れないのですね。

それと話していたのは、この薪割りをやっていると、
適度に肉体が疲れるに従い、精神が澄んでくるということ。

集中力が増し、雑念が消えてくるんだそう。

座禅をすると、心が落ち着き、精神状態が良くなる
なんて言われますが、その時と同様な状態になるんだと。

同年代の知合いでたきぎが好きな人がいます。
山小屋に暖炉・薪ストープを設置。
そこで火を燃やすと心が落ち着くと。

彼が言うには、燃やす前、
その準備の薪割りの段階から、
精神が落ち着いてきて、
一種瞑想している状態になることがあるんだそう。

自分はそうした見地まで行ったことはありませんが、
なんとなく理解できる気がします。

久しく薪割りをしていませんが、
次回、長野を訪れた時には、
またやってみたいものです。

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