はじめに:テレビ番組の題材とは何か?
こんにちは。私は放送作家を30年以上やっています。
今回はブログやHP記事でテレビ番組の題材について取り上げます。
テレビ番組の題材とは何でしょうか?
番組を作るための素材やネタです。
例えば、「世界一周する方法」、「芸能人の意外な趣味」、
「最新の科学技術」、「街角の人気店」などが題材になります。
しかし、単に題材を挙げるだけでは番組にはなりません。
それらをどう扱うか、どう見せるか、どう伝えるかが大切です。
そのためには、題材を探す方法や選ぶ基準、磨く工夫が必要です。
私はこれまで数々の番組で、題材を探し、
選び、磨き上げ、番組企画にした経験があります。
そこで得たコツやポイントをあなたと共有します。
なお題材、ネタ探しについては、このブログの別記事があります。
ご参考に。
《企画、ネタの見つけ方、探し方。メモリアルイヤー、記念年を探せ。池波正太郎生誕100年。》
題材を探す方法:インターネット、書籍、雑誌、新聞、人づてなど
テレビ番組の題材を探す方法は色々ありますが、私がよく使うものをいくつか紹介します。
(情報源ともいいます)
インターネット HP、ニュースサイト、ブログ、SNS
まずはインターネットです。
ニュースサイト、ニュースまとめサイトなどで、様々な話題を知ることができます。
積極的に検索エンジンやSNSなどで気になるキーワードやトピックお調べられます。
例えば、「最近話題の商品」「今週のニュース」「面白い話題やトレンド」を
見つけることができます。
動画サイト、ポッドキャストなどで、様々なジャンルやテーマのコンテンツを
視聴することもできます。
これらは題材(テーマ)のヒントになるだけでなく、
番組のフォーマット、スタイルの参考にもなります。(構成、演出)
私が、最近、インターネットで探しだして興味を持った題材は、
「自分だけのオリジナル香水を作れるサービス」「AIが作る文学、絵画や音楽」などです。
特に3つめの題材は、今、もっともホットな話題の一つで、
多くの人が興味を持っているので、後、ますます発展していくので、
今後、さらに練り上げ、番組企画にしたいと考えています。
インターネットの場合、公式サイト、専門家のサイトなどは別ですが、
情報源が信頼できるかどうか、情報が最新か道歌を確認しましょう。
書籍、雑誌、新聞(活字媒体)
次に書籍や雑誌です。インターネットに比べ、より深く掘り下げた情報や知識が得られます。
特に専門書やエッセイなどは、その分野の専門家や著名人の見解や考え方を知ることができます。
また、雑誌は季節や流行に合わせた特集や企画が多く、視聴者の関心を引く題材を
見つけることができます。
そして新聞です。新聞は時事性の高いニュースや社会問題を取り上げています。
これらは視聴者の関心度も高く、話題性や注目度も高いです。
また、新聞にはコラムや連載小説などもあります。
これらは個性的な視点や物語を提供してくれます。
なおかなり前から、新聞、雑誌、書籍はデジタル化が進み、
ネットで読むことが可能になっています。
しかし、紙媒体は、一覧性が高く、自分が関心、興味を持っていなかった
題材も目に入るといったメリットがありますので、利用する価値があります。
一方でデジタル版は、検索性に優れていますので、利点を生かした利用を考えましょう。
一般に信頼性は高いのですが、正確性、また最新情報の
確認は怠らないようにしましょう。
人物 (一次情報)
人づてです。人づてとは、自分以外の人から聞いた話や情報のことです。
例えば、友人や家族、同僚や知人などから聞いた話題やエピソードです。
これらは実際に起こったことなので、信憑性やリアリティがあります。
また、人間関係や感情などが絡むことも多いので、視聴者の共感や感動を呼びます。
他人から聞いた情報は、一次情報と言われ、より価値が高いものです。
信頼性、客観性に注意して、題材として取り上げ、
番組企画に取り上げましょう。
最後に、自分自身の体験です。
街歩き、散歩、旅行などでどこかに行き、
見たこと、体験したことは、自分が直接、
得たものだけに、価値が高いです。
ただ主観的で客観性に欠けたり、多くの人の
共感を得られない場合もありますので、
客観性、共感を得られるかには注意しましょう。
道行く人の服装、持ち物を観察する。
町並みを眺める。行列が出来ている店を探す。
店に入って新商品を探す。売れている製品を見る。
「テレビの企画、題材を探す」という意識を持つと、
多くの情報を得ることが出来ます。
以上が私がよく使う題材を探す方法です。
もちろん、これら以外にも色々な方法があります。
あなたの趣味、嗜好から題材を拾うこともできますね。
重要なのは、常に目と耳と心を開くこと。
意識すれば題材は、身の回りにあふれています。
題材を選ぶ基準:視聴者の関心、時事性、オリジナリティ、面白さ、実現可能性など
テレビ番組の題材を探す方法が分かったとしても、
それらの中からどれを選ぶかは難しい問題です。
私は題材を選ぶときに、以下のような基準を考えます。
視聴者の関心
まずは視聴者の関心です。テレビ番組は視聴者に見てもらうことが目的ですから、
視聴者が興味や関心を持つような題材を選ぶことが大切です。
視聴者の関心は年齢や性別、地域や職業などによって異なります。
また、季節や流行、時事や社会情勢などによっても変わります。
そのため、自分が担当している、または企画している番組のターゲットとする
視聴者層や放送時間帯に合わせて、題材を選ぶことが必要です。
私が視聴者の関心に基づいて選んだ題材の例をあげます。
民放の夕方の関東ローカルのニュース番組の特集コーナーでは、
主な視聴ターゲットである主婦に向け、調味料を1つしか使わない手抜きズボラレシピ、
また時間もお金も短縮できる時短節約レシピを取り上げました。幸い好評だったので、
定期的にレシピを追加したり、料理以外の掃除、洗濯などにも広げて展開しました。
時事性
次に時事性です。時事性とは、その時々に起こっている出来事や話題のことです。
時事性の高い題材は、視聴者の関心も高く、話題性や注目度も高いです。
しかし、時事性の高い題材は、その反面、旬が短くなりやすいです。
そのため、放送までに古くならないように注意することが必要です。
私が時事性に基づいて選んだ題材。タピオカ、カヌレ、マリトッッオなどのブームとなった
スイーツがあります。タピオカがブームとなっていた時には、ピークが過ぎ始めていたので、
単にブームとなっていることを伝えるだけでなく、仕掛け人、これまでのブームとなった
食べ物やブームの始まりから終わりまでのパターンなどを伝えることで、出遅れ感をカバーし、
情報に厚みを加えました。
ほかにも、オリンピックや選挙などの大きなイベントに関連して、その舞台裏を取材する
企画も、時事性、話題性をもとにした題材、企画ですね。
人の感情を動かすか 感動、驚き、笑い、
その題材が、視聴者の感情を動かすかどうかも大切です。
感動、驚き、笑いなどです。
例えば、子供たちが夢に向かって頑張る姿を追うドキュメンタリーとか、
有名人が自分の人生の苦労話を語るトーク企画。
タレントが1日で、その道の達人でも難しい技に挑戦し成功する企画などです。
教養や知識を提供
視聴者に強要や知識、ノウハウなどを提供できるかどうかです。
例えば、ある分野の専門家が、最新の説をわかりやすく教える。その道の達人が、
掃除のノウハウを教えるなどです。
問題提起、議論を促す
その題材が、社会的な問題提起をしたり、議論を促すかです。
例えば、河川敷に無断で農園を作って作物を栽培している実態を紹介するという題材。
オフィスの室温などが男性を基準にして決まっていた。それを紹介し、どう対処するか
考える題材です。
こうした問題提起、議論の喚起は、テレビの役割でもあります。
オリジナリティ
次にオリジナリティです。オリジナリティとは、他にない独自性や個性のことです。
オリジナリティの高い題材は、視聴者に新鮮さや驚きを与えることができます。
また、オリジナリティの高い題材は、他の番組と競合しないことができます。
しかし、オリジナリティの高い題材は、その反面、理解されにくかったり、
受け入れられにくかったりすることもあります。
そのため、視聴者に受け入れ、伝わるように工夫することが必要です。
私がオリジナリティという面から注目した題材は、「自分だけの絵本を作ってくれるサービス」、
絵本だけでなく、自分の住む隣町では、ノート、インクを作ってくれる店もありました。
さらには、友人がオンリーワンの香水を作ったとの話も。これらから、さらに広げて、
様々なオーダーメイド、オンリーワンを作れるサービス、企業、人に注目して、
企画にまとめていきました。
面白さ
次に面白さです。面白さとは、視聴者に笑いや感動を与えることです。
面白さの高い題材は、視聴者に楽しさや満足感を与えることができます。
また、面白さの高い題材は、視聴者に記憶されやすくなります。
しかし、面白さの高い題材は、その反面、好みや感性によって差が出やすいこともあります。
そのため、できるだけ番組のターゲットとなる視聴者の多くに共通する面白さを
見つけることが必要です。
面白さから取り上げた題材は、自分の同級生の話です。彼は、小さい頃からじゃんけんが強く、
負けたことがありませんでした。訳を尋ねると、「おじいちゃんから必勝法を教わった」と。
この話をヒントにして、「じゃんけん必勝法」から、「腕相撲必勝法」など様々な勝負、分野の
必勝法、コツを取り上げる企画に仕上げました。
実現可能性 (映像としてとれるか)
最後に実現可能性です。実現可能性とは、その題材を実際に番組で扱えるかどうかです。
実現可能性がない、もしくは低いのは、
例えば、人物ドキュメントの場合、その人物が取材NGだったり、
あるイベントが1年に一度しかなく、締め切りが近い場合、
撮影するのに高額な費用がかかる。「香り」など映像としてとれない場合などです。
(交渉してみる、時期を待つなど、チャレンジする価値がある場合もあります)
実現可能性の高い題材は、予算や時間などの制約に影響されにくく、
スムーズに制作することができます。
しかし、実現可能性の高い題材は、他の番組と被りやすかったり、
印象に残りにくかったりすることもあります。
そのため、工夫を加えることが必要です。
私がこれまで実現可能性に基づいて選んだ題材の一つが、「ある有名人気作詞家の創作秘話」です。
その作詞家は、取材を受けない人物として知られていたのですが、その人と近しい人と
親しくなることができ、本人とも個人的に話が出来るようになり、信頼関係を築きました。
その上で、「作品のみについて話す。テレビではなくラジオ。一人ではなく対談にする」などの
本人の希望を聞き出し、企画に仕立てました。
上が私が題材を選ぶときに考える基準です。
題材を磨く工夫:リサーチ、構成、キャスティング、演出など
テレビ番組の題材を選んだとしても、それだけでは番組は完成しません。
それらをどう扱うか、どう見せるか、どう伝えるかが大切です。
そのためには、題材を磨くことが必要です。(素材、題材から企画に)
私は題材を磨くときに、以下のような工夫をします。
リサーチ
まずはリサーチです。リサーチとは、その題材に関する情報や知識を集めることです。
リサーチをすることで、題材の背景や事実、意義や問題点などが分かります。
また、リサーチをすることで、題材に関するエピソード、データ、証言や資料などが得られます。
これらにより、番組の内容を豊かにし、説得力を高めることができます。
さきにあげた、オリジナルなものを作るサービスは、自身や友人が体験したことが
きっかけだったのですが、さらにリサーチを重ね、様々なオーダーメイドを探し出し、
また実際、そうした物作りをしている人、サービスを提供している人、逆に利用者に
話を聞くことで、サービスを始めたきっかけ、利用者のニーズなどを知ることができました。
このブログで、以前、リサーチについての記事を書きましたが、リサーチを積み重ねることで、
企画に幅と深みを加えることができ、新たな切り口、視点を得ることが出来ます。
可能な限り、リサーチを積み重ねることはとても重要です。
リサーチについては、次の記事もご参考に。
《テレビ番組のリサーチについて考える》
構成
次に構成です。構成とは、その題材をどのような順序や流れで番組に組み込むかのことです。
構成をすることで、番組の目的やメッセージ、テーマやコンセプトなどが明確になります。
視聴者に理解してもらい、興味をもってもらい、最後まで見てもらう。それが構成の目的です。
そのために、様々なテクニックを使うのです。
構成はいわば調理法。同じじゃがいもでも、ゆでたり、揚げたりなど調理法により、
ポテトサラダになったり、ポテトフライになるように、題材という素材は、構成により
様々な企画=番組になります。
構成面で言えば、上に記した「有名人気作詞家の創作秘話」。
ラジオのトーク番組。対談相手は、日本語の専門家にし、その人に国語、日本語表現から
作詞家の作品を分析してもらいました。また通常なら曲を聴かせるのですが、
詩を朗読する形で、詩に意識を集中させるなどの構成上の工夫をしました。
キャスティング
次にキャスティングです。キャスティングとは、その題材を表現する人物やキャラクターを
選ぶことです。キャスティングをすることで、番組の出演者やゲストなどの役割や適性が分かります。
逆にいえば、出演者に一定の役割、発言内容を期待してキャスティングするのです。
またキャスティングで、番組の雰囲気やトーン、テンションやバランスなどが決まります。
キャスティングにより、企画が全く異なってしまうので、誰を指名し、その人に何を期待し、
語らせるかはとても重要です。
キャスティング面で言えば、「牛乳」をテーマにした時に、ゲストの一人を大学教授、研究者では
なく、牛乳料理を数々作り出した料理研究家・管理栄養士にしました。視聴者がすぐ活用できる
料理レシピ、工夫を取り上げたかったからです。このようにテーマの狙い、内容、切り口によって、
誰を指名するかに違いが出てきます。
演出
最後に演出です。演出とは、その題材をどのような方法や手法で番組に表現するかのことです。
演出をすることで、番組の映像や音声などをどうするかが決まります。
また、番組のリズム、テンポ、トーンも決定されます。
演出によって、番組の印象が全く違うものになるのです。
構成は、文字による仕掛け、演出は、映像、音声面での仕掛け、工夫ですが、
両者は密接に関係していて、時には区別しがたいこともあります。
前者は放送作家、後者はディレクターが担当することが多いですが、
放送作家が、演出面にもアイデアを出したり、演出を行うこともあります。
演出の例としては、さきほどの「必勝法」の場合、専門的な解説を、大学教授が語る
というトーク映像だけでなく、キャラクターを2人登場させ、対話形式で行う
という演出を行うことで、難しい話をわかりやすく、面白く伝える工夫をしました。
また途中で、クイズを入れるなどして、平板にならず、視聴者があきずに見られる
仕掛けも使いました。
以上が私が題材を磨くときにする工夫の一部です。
まとめ:テレビ番組の題材は無限にあるが、選び方や作り方が重要
今回はテレビ番組の題材について取り上げました。
題材を探す方法や選ぶ基準、磨く工夫について私の経験や知識、具体例を紹介しました。
無限にあるテレビ番組の題材。
しかし、それらをただ並べるだけでは面白い番組にはなりません。
それらをどんな切り口で、どう見せるか、どう伝えるかが大切です。
そのためには、自分の担当する番組に合った題材を選び、
工夫して磨きあげることが必要です。
私はこれからも色々な題材に注目し、企画として取り上げたいと考えています。
あなたも、テレビ番組の題材に興味を持ってください。
そして、自分のアイデアを形にしてください。
この記事がその参考になれば、幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
といいながら、以下に具体例をあげています。
具体例「あじフライ専門店が流行」との記事をテレビ企画に仕上げる
最近、私は、あじフライ専門店に食べに行きました。
繁盛しているのに驚きました。
またネットであじフライ専門店の記事を読みました。
《「アジフライ専門店」じわり全国へ広がる意外な訳
アジの“聖地”長崎県松浦市の奮闘もあった
池田 園子 : ライター、編集者 2023/05/03 10:30》
これをテレビ番組のテーマ、題材として取り上げるとき、
どのようにブラッシュアップすればいいのでしょうか。
上の記事は、雑誌の記事として、詳しく、興味深いものとして、成り立っています。
それをそのままテレビ番組にすることは、「盗用」「パクリ」です。
あくまでも記事をきっかけとして、そこに新たな情報、切り口を加えて、
テレビ番組として、成立させる必要があります。
具体的に考えていきましょう。
以下のような番組の1コーナーで取り上げることを考えましょう。
夕方のニュース番組の情報コーナーで取り上げる場合
《夕方の関東ローカルのニュース番組の特集コーナー。
スタジオ、VTRあわせて13分の枠で取り上げる》
【ブラッシュアップの方法】 企画にするための工夫、内容、切り口
視聴者の関心を引くタイトルやキャッチコピー
あじフライ専門店の魅力や特徴、歴史や背景などを紹介
あじフライ専門店のオーナー、スタッフ、お客さんなどへのインタビュー
あじフライ専門店のメニュー、料理法、食べ方などを紹介
あじフライ専門店のランキング、比較、おすすめなどを紹介
あじフライに関する豆知識、クイズ
あじフライ専門店が教える上手なあじフライの作り方のコツ
(おいしくて新鮮なあじの見分け方、調理の段階毎のコツなど)
【ブラッシュアップの例】
タイトル:「あじフライ専門店が熱い!関東で話題のお店を大調査!」
(関東ローカルなので、紹介する店の範囲を絞る)
キャッチコピー:「カリカリジューシーなあじフライにハマる人が続出!
一体どんなお店なの?その魅力に迫ります!」
スタジオ:キャスターとゲスト(あじフライ好きの芸能人や料理人など)が登場し、
あじフライ専門店についてトーク。VTRの合間にコメントや感想。
スタジオ調理? 事前に調理したあじフライ、一部試食あり。
VTR:あじフライ専門店の魅力や特徴、歴史や背景などを紹介。
– VTR:あじフライ専門店のオーナーやスタッフ、お客さんなどにインタビュー。
こだわり、おすすめなど。
VTR:あじフライ専門店のメニューや料理法、食べ方など。
実際にお店で撮影した映像や料理人の解説で紹介。
VTR:あじフライ専門店のランキングや比較、おすすめなどを紹介。
視聴者からの投票やゲストの試食で決める。(事前に実施)
- VTR:あじフライに関するクイズ。名店の味を再現、簡単レシピ
キャスティングも考える。→上にも記したが、ふさわしい人を探す。
ゴールデンの1時間の情報バラエティ番組の中で取り上げる場合
別の番組の場合も考えてみましょう。
《ちまたのブーム、流行を紹介するゴールデンの1時間の情報バラエティ番組。
その中の題材の一つとしてこのあじフライ専門店を取り上げる場合》
タイトルやキャッチコピー。
例えば、「あじフライ専門店が大人気!その秘密に迫る!」
「あじフライ専門店の衝撃メニュー!これが本当のあじフライだ!」など。
–
あじフライ専門店の魅力や特徴、歴史や背景などを紹介、
視聴者にとって意外や驚きの要素を入れる。
例えば、「あじフライ専門店の発祥は〇〇だった!」
「あじフライ専門店のオーナーは元〇〇だった!」
「あじフライ専門店のあじフライは〇〇で作られている!」など。
- あじフライ専門店のオーナーやスタッフ、お客さんなどへのインタビュー、
視聴者にとって共感や感動の要素を入れる。
例えば、「あじフライ専門店に通う理由は〇〇だから!」
「あじフライ専門店で働くことのやりがいは〇〇だから!」
「あじフライ専門店で出会った奇跡的な話!」など。
– あじフライ専門店のメニューや料理法、食べ方などの紹介、
視聴者にとっておいしそうや楽しそうな要素を入れる。
例えば、「あじフライ専門店のメニューは〇〇種類もある!」
(逆に1種類しかない。ソース、醤油を置いていない。一度に入店できるのは5人までなど)
「あじフライ専門店の料理法は〇〇がポイントだ!」
「あじフライ専門店で食べるときは〇〇がおすすめだ!」など。
– あじフライ専門店のランキング、比較、おすすめなどの紹介、
視聴者にとって参考や役立ちの要素を入れる。
例えば、「関東(東京)で人気のあじフライ専門店ベスト3!」
「あじフライ専門店の中でも特にお得なお店はここだ!」
「初めて行く人におすすめのあじフライ専門店はここだ!」など。
- あじフライに関するクイズ
視聴者にとって知的好奇心を満たす、楽しい、盛り上がりの要素を入れる。
例えば、「あじフライクイズ!正解すると豪華商品がもらえる!」
「あじフライゲーム!勝つと無料で食べ放題!」
「あじフライチャレンジ!食べきれないと罰ゲーム!」など。
-あじフライ専門店に関するエピソードや豆知識などを紹介
視聴者にとって興味深いや知的好奇心の要素を入れる。
例えば、「あじフライ専門店のエピソード!あの有名人が来店!」
「あじフライ専門店の豆知識!あじフライには〇〇な効果がある!」
「あじフライ専門店の裏話!実は〇〇なことがあった!」など。
「あじフライの聖地」へのロケ。(タレント、レポーターを使う。お笑い芸人?)
以上が個人的な意見や経験に基づいたブラッシュアップの方法と例です。
以下は、「あじフライ専門店」に関するリサーチ内容の一部です。
「東京のあじフライ専門店でとりあげるべき、特徴のある店」
– トーキョーアジフライ(市ヶ谷):2022年3月にオープンしたばかりの新店。
長崎県松浦漁港から直送される新鮮な真鯵を使ったアジフライが名物。
羽釜炊きのご飯はおかわり自由。調味料は8種類から選べる。
– 大衆割烹 三州屋 銀座店(銀座):銀座の路地裏にある大衆割烹。三枚おろしの大きなアジが
3枚も入ったアジフライ定食が人気。サクッとした衣とふわふわの身が美味しい¹。
– 京ばし松輪(京橋):京橋駅から徒歩1分の日本料理店。築地市場から仕入れた新鮮な
魚介類を使った料理が豊富。アジフライは、小骨がなくて食べやすいと評判³。
〇 長崎県松浦市「アジフライの聖地」。
松浦市は「アジの水揚げ量日本一」を誇り、新鮮なアジを使ったアジフライが名物。
松浦市では2019年4月に「アジフライの聖地」宣言をし、市内約30の飲食店が
アジフライを提供。また、アジフライをモチーフにしたお菓子やグッズも販売。
– 松浦市でおすすめのアジフライ専門店。
きらく食堂(今福):前日までに店主が一本釣りしたアジをフライにした
「こだわりの一本釣りアジフライ定食」が看板メニュー。
オリジナルのニラソースがアジのおいしさを引き立てる³。
ごはんとおさけ くぬぎ(志佐):元・天ぷら職人が揚げるサクッとした衣とふわふわの身が
美味しいアジフライ。サイズ指定のアジでつくるボリュームたっぷりのアジフライ定食が人気。
あじフライ企画のキャスティング
→あじフライが大好きな有名人や松浦市出身の有名人。
有名人ではないが、 イタリア人女性のキャーラさん。
「世界!ニッポン行きたい人応援団」に出演。
→外国人の視点も入れる。外国人からみたあじフライの美味しさ、魅力。
テレビで取り上げてもらうためには 売り込む側の人への助言
以上は、テレビ番組を制作する側から書きました。
他方、自社の商品、サービスなどをテレビに取り上げて欲しいという方も
いらっしゃるでしょう。
その場合は、プレスリリース、企画書に、
上にあげたような要素、条件が備わっているか確かめましょう。
上に付け加えれば、史上初、世界初、唯一、
№1、日本一、世界一などの特性があるか。
「本製品の5つの特徴」「3つのメリット」といった
数字が示されているか。
その企画の内容、特質が一目でわかる画像が使われているか
をチェックしましょう。
(テレビの制作者は、映像人間。「絵になるか」を重視します)
〇一言で言うと
→テレビは多くの人に届けるマスメディア。
だれにもすぐわかる説明が求められます。
(売り込みは多いので、すぐに見てわかる、
短いものが喜ばれる)
〇なぜ今、取り上げる必要が
→これは、テレビ局で企画を通すときに必ず
聞かれる質問。企画を通そうと受けてくれた人は、
上司や局内の他の部の人に説明を求められます。
そのときの説得材料を、あなたが提供する必要があります。
「発明されたばかり」
「多くの人が現在悩んでいるリモートワークの問題を、
このサービスが解決する手段となります」など、
今、この企画を放送する意味、理由を示しましょう。
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