ニュースな言葉。「方向性を持って検討したい」。10万円給付。

国会議事堂ニュースな言葉

2020年4月15日、公明党の山口代表が、安倍総理と首相官邸で面会。
その際、国民一人当たり10万円を所得制限なしに給付して欲しい旨、要望。
総理からは、「方向性を持って検討したい」との回答を得た
と明らかにしました。

管官房長官も、今日の記者会見で、山口代表の言葉を裏打ち。
「補正予算は先日、政府・与党で決定した内容を速やかに成立させ、
その後、方向性を持ってよく検討したいと山口代表に説明した」
と述べています。

自民党の二階幹事長は昨日14日に、高額所得者を除く、
所得制限を課した上で、一人10万円の現金給付を求める
と公にしています。

わかりにくい、手続きが複雑、給付範囲が狭すぎるなど
評判が悪い、所得が大幅に減った世帯への30万円の給付。
それに加え、二次補正予算で一律10万円給付が、
政治課題として、あがってきたようです。

で問題は、総理の「方向性を持って検討します」との答え。

日本語として意味はわかるのですが、果たして
これは実現するということなのか、そうでないのか。

一般の社会では余り使わず、政治や官僚の世界で
使われる永田町言葉、霞ヶ関表現、お役所言葉
のようです。

そうした言葉の中には例えば、
「何々するにやぶさかでない」があります。

これは、一般的な表現に直すと、「やらない」、
相手の言葉を否定する意味合い。
「善処する」も、「何もしない」という意味合いですね。

「方向性を持って」がないただの「検討したい」「検討する」は、
政治の世界では、「しない」、否定、断りの時に使う表現のよう。

また今回の表現に似たものとしては、
「前向きに検討します」。

これはお役所言葉でも典型的なものの一つですね。

こちらは、「前向き」とあっても、
どうもニュアンスとしては、
「やらない」という意味合いのようです。

ということは「前向き」よりさらに方向もわからない、
「方向性を持って」は、さらにネガティブ、実現性が
乏しく思えるのですが、今、安倍総理は、新型コロナウイルスへの
対策として、アベノマスク、星野源さんの動画への参加などで、
マイナスポイントを重ねているので、この辺りで人気回復をと、
考えてもいそう。

10万円一律支給には政治の世界では、
反対も多いようですが、個人的には、
是非、実現してほしいですね。

○山口代表は会談後、記者団に対し、
 「積極的に受け止めていただいたと理解している」
 と説明しています。

○2020年4月16日追記
 安倍総理は、16日、国民1人当たり10万円の現金を一律給付するため、
 令和2年度補正予算案を組み替える方向で検討するよう
 麻生財務大臣に指示したとのこと。
 また総理は公明党の山口代表と電話会談。
 山口代表は、総理は「検討する」と応じたと
 の内容を16同日午前の中央幹事会で明らかにしました。
 一日でもはやく成立して、われわれの手元に届くといいですね。

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