ニュースな言葉。「盲亀浮木(もうきふぼく)」。「ありがとう」。

ニュースな言葉

2020年4月4日、朝、NHK総合を見ていたら、
今日放送するドラマの紹介をしていました。

《日本×タイ ドラマ「盲亀浮木~人生に起こる小さな奇跡~」》
https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2020-04-04&ch=21&eid=31032&f=6340

タイ公共放送とNHKがタッグ!『盲亀浮木~人生に起こる小さな奇跡~』
日本タイ ドラマ盲亀浮木~人生に起こる小さな奇跡~ NHKは、アジ...

あなたは、この言葉に出会ったことはありますか。

このドラマのご紹介を。
上のリンクのタイトルにあるように、
このドラマは、NHKとタイの公共放送が協力して制作したものです。

原作は、志賀直哉の「盲亀浮木(もうきふぼく)」。
1963年、志賀直哉が80歳の時に発表した短編。

このタイトルは、そもそもは、仏教説話から出ています。

《大洋をただよう浮木を求めて、百年目に海底から
首を出した目の見えない亀がたまたま木に一つしか
開いていない穴から首を出した》と。

ありえないほどの偶然ですよね。
それになぞらえて、志賀直哉は、
身の回りで起こった偶然の数々を描いています。

ドラマではその舞台を現代のタイに置き換えているようです。

さてそもそもの盲亀浮木は、仏教の経典の中にある譬え。
自分は、祖母からこの言葉を聞きました。
祖母は、菩提寺のお坊さん(ご住職)から聞いたようです。

なお志賀直哉は、この言葉を禅をやっていた叔父から聞いたそう。

盲亀浮木(もうきふぼく)の意味・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書
盲亀浮木(もうきふぼく)の意味・使い方。会うことが非常に難しいこと、めったにないことのたとえ。また、人として生まれることの困難さ、そしてその人が仏、または仏の教えに会うことの難しさのたとえ。▽大海中に棲み、百年に一度だけ水面に浮かび上がる目...

出典は『雑阿含経ぞうあごんきょう』一六など。

浄土宗大辞典 盲亀浮木の喩(たとえ)
http://jodoshuzensho.jp/daijiten/index.php/%E7%9B%B2%E4%BA%80%E6%B5%AE%E6%9C%A8%E3%81%AE%E5%96%A9

釈迦は、弟子の阿難に、この盲亀浮木よりも、
人として生まれることのほうが難しいと。
人として生まれることはありがたいことであると
説いたのでした。
(「ありがとう」の語源ともされる)

この盲亀浮木と同じ意味の譬えとしては、
「曇華一現(どんげいちげん)」があります。

「曇華」は優曇華(うどんげ)という花。
三千年に一度、仏が現れるときに咲くとされています。
それくらい、珍しい、まれであることですね。

なお「千載一遇(せんざいいちぐう)」は、
千年に一度しか出会えないような、
めったにないよい機会であること。

中国の「文選・袁宏(えんこう)・三国名臣序賛」の中の
「千載一遇は、賢智の嘉会(かかい)なり」が出典です。

盲亀浮木、そして優曇華の花。
祖母が何度もこの話をしてくれたので、
これがセットとなって頭の中にしみついています。

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全く知らなかったのですが、
アニメ「純情ロマンチカ3」で「第3話盲亀の浮木」という回が。
2015年7月22日(水)放送
http://s.mxtv.jp/anime/romanchika3/episode.php?ep_id=4858_3

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