2020年3月23日、小池都知事の会見の中で、
「ロックダウン」という言葉が出てきました。
ロックダウンとは、「lockdown」で「封鎖」
という意味です。
「感染の爆発的な増加を避けるため
ロックダウン(都市封鎖)など
強力な措置を取らざるを得ない状況が
出てくる可能性がある」
爆発的な感染者増加を起こさないためにも、
都主催の大規模イベントの開催をしない
などの措置を行っていますが、それが
効果が出ない場合、今後、さらに
ロックダウンをするかもと。
すでに今回の新型コロナウイルス感染では、
中国の武漢をはじめ、イタリア全土、
イギリス、ニューヨーク州などで、
ロックダウン=「封鎖」が行われています。
自分はこの言葉を感染症以外で聞いたのは、
パソコンのセキュリティなどIT分野。
パソコンのウイルス、不正なプログラムの
侵入や実行を防ぐため、OS、システムの用途、
機能を制限すること=「システムの特定用途化」のことです。
もともとは感染症などで使われた言葉を、
ITの世界に援用したものです。
さらに映画などでも使われたのを聞いたことがあります。
刑務所内で暴動が起きた場合、囚人の安全を守るため、
それぞれの監房に閉じ込めること、刑務所内の封鎖も
ロックダウンと言います。
アメリカなどでは、学校で、外部から不審者が侵入したり、
銃乱射事件が発生した場合、生徒の安全を守るために、
帰宅をさせず、教室内に閉じ込めることも
ロックダウンと言います。
(教室の内側からドアをロックすること。外に生徒がいて、
頼んでも決して、ドアを開けてはいけないと教わる)
以前、カナダの西海岸のバンクーバー、
アメリカのシアトルに行き、学校を
見学したことがあるのですが、そこで
「ロックダウン・ドリル」のことを
聞いたことがあります。
これは上のような事態に備えた訓練のこと。
日本では地震、火事に対する避難訓練をしますが、
アメリカ、カナダでは、銃乱射などを想定した
訓練をするのかと驚いた覚えがあります。
イタリア在住の友人、知人は現在、ロックダウンで、
かなり切迫した毎日を送っているようです。
東京、そして日本がロックダウンをしなくてすむように、
一人一人がとれる対策をとらねばいけませんね。
2020年3月25日、
小池東京都知事は緊急会見を行い、
今週末の不要不急の外出自粛の要請を行いました。
ほかにも平日は自宅での仕事、
夜間の外出自粛なども求めています。
外部からの流入までは規制していませんが、
「ロックダウン」に近い要請です。
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