「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」の句とともに先輩が教えてくれた目のつく言葉3つ。目の毒、目の薬、目垢。

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「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」。

五月ころの季節になるとこの句を思い出します。
これは江戸中期の俳人である山口素堂が詠んだ作品で、
目にも鮮やかな「青葉」、
美しい鳴き声の「ほととぎす」、
そして食べておいしい「初鰹」と、
春から初夏にかけての、
江戸の人々が好んだものを題材にしています。

上五(かみご)が、字余りとなっています。
五感のうち視覚、聴覚、そして味覚の3つを
取り込んでいます。
またいわゆる季語が3つあり、俳句のルールからは
外れた句でもあると言われています。

この時期になるとこの句とともに、
先輩から教えてもらった、
目のついた言葉を3つ思い出します。

一つ目は、「目の毒」。
これは「 見ると欲しくなるもの」とか、
それが目にいると、心をかき乱し、
精神によくないものといった意味ですね。

その先輩はその意味とともに、
「ノイズ」といった意味で使っていました。

すなわち、今の断捨離、ミニマリストではないですが、
その人が身を置く様々な空間に、多くのモノがあると、
しらない間に、そのモノが精神に様々な思いを
引き起こし、心をかき乱してしまう。
すなわち、精神上、ノイズとなって、考えをむしばむと。

なので、なにか考えをまとめるとき、
生み出すときは、ノイズ=目に入るモノを
減らしなさいとアドバイスしてくれたのです。

特に気を付けるのは、「文字」が書いたもの。
本、雑誌、カレンダーなど、読んでいないようでも、
脳は不思議に認識していて、読んでしまう。
そうすると、この背景の文字が、考えていることに
影響を与えてしまうのだとか。

そうした言葉を拾わないように、目から文字を
入れないようにしたほうが良いと。

続いて二つ目は、目の薬。
目薬ということではなく、
「目の保養」「目の正月(目正月)」
などとも言われる言葉です。

すなわち良いもの、素晴らしいものを見て、
心・精神を楽しませること、感じることです。

先ほどの「目の毒」の逆。

心がギスギスしたり、イライラしたり、
そうした場合、いろいろと足りないものが
あるのですが、その一つが、目への栄養。

そうした時は、
目に薬・栄養を与えることが必要と。

人でもよいのですが、
もっとも効果的なのは、自然。

花鳥風月といいますが、
花、樹木、そして動物などが、
目そして心を潤わせてくれるのですね。

3つめの言葉は、目垢(めあか)。

これはもともと骨董の世界の言葉なんだとか。

蔵などにずっとしまわれて、
誰の目にも触れずにいたものを「うぶ」。
そこで初めて市場に出たモノを「うぶだし」
などと呼びます。

骨董の世界ではこの
「うぶだし」というのが、
一つの価値。

多くの人に目に触れ、
何度も市場に出回ることを、
「目垢がつく」といい、
その分、価値が下がっていくとのこと。

先輩はこれを次のように解釈していました。

すなわち目垢とは、常識、固定概念にとらわれること。
決まり切った物の見方で見ること。

社会人として経験を積んでいくと、
成功体験、失敗体験をつみ、
あることが起こった場合、
こうしたらいいと自分なりの対象方法が
できます。

それはそれで素晴しいことですが、
定型やルーチンに流れてしまう恐れも
大いにあります。

絶えず初めての時の気持ち、「うぶ」な気持ちに
なってそんもことに対処するということが大事と。

すなわち「いつまでも初心を忘れるな」
ということでもあります。

取引先からの帰り、
代々木公園の若葉を見ていて、
ふいに山口素堂の区と、先輩からもらった
目に関する3つの言葉を思い出したのでした。

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