5月、梅雨前のこの時期、
遠足、行楽にはもってこい。
小学校の遠足の時期なんでしょうか?
2015年5月27日、東京新聞連載の4コママンガ「ウチのげんき予報」。
そして、毎日新聞の「ウチの場合は」は、どちらとも、小学生の
主人公の遠足ネタです。
「うちのげんき予報」の方について書きます。
1コマ目、お父さんがこどもに向かって、
「遠足? おやつはいくらまでなの?」と質問。
息子は、
「お菓子なら買ってないよ」と答えます。
2コマ目、夫婦の会話。
お父さん=夫は、
「晴太の学校 遠足にお菓子禁止だって」
お母さん
「晴太の学校に限ったコトじゃないわよ」
3コマ目、お父さんは、
「あー またひとつ伝統が失われそうだ」と嘆いています。
そして4コマ目。
お母さんは、「伝統?」と尋ねます。
お父さんは、それに次のように答えます。
「『バナナはおやつですか?』って先生とのやりとりだよ」
いやー、懐かしいなー。
小学校の時の遠足。
ゴールデンウィーク前だった覚えもあるのですけれど、
それはまあいいとして、おやつ=お菓子は許されていましたね。
金額を言うと、年が分かってしまうのですが、
「200円までのお菓子はOK」と上限が決められていました。
、
「自分は湖池屋のポテトチップスと、カールと
不二家のルックと、ヨーグレット、買うから、
おまえは、ビスコとかっぱえびせんとハイレモンにして」
(予算的にはまだ買えますね)
なんて友達と相談して、一緒にスーパー、
駄菓子屋なんかに買いに行くのも楽しかったですね。
そう、そしていつも議論になったのが、バナナ。
実際は、バナナを含む果物の取り扱い。
今では信じられないかもしれませんが、
自分が小学生の頃、バナナはまだ高級品で、
一種、憧れの食べ物だったんですね。
だから果物の中でもちょっと抜けた存在だったんです。
遠足前の説明会、学級会などで、必ず、
「バナナは、200円の中に入るんですか?」
って先生に聞く生徒がいたんですよね。
遠足のしおりには、なぜか「お菓子は200円まで」
とは書いてあっても、バナナ、果物については
書いてなかったんですね。
毎回出る質問なんだから、今からすると
書いておけよと思うのですが……。
自分の知り限り、バナナはお菓子と別枠。
だからお菓子に加えて、バナナを持って行けました。
今の子は、こうした感覚はわからないでしょうね。
そうそう、同じお菓子でも店によって値段がわずかですが、
違うので、できるだけ安い店で買うというのもおきまりでした。
わずか数円のために、店を何軒も回りました。
わが家の近所には、お菓子の問屋さんや、
あられ・おかきの製造工場があって、そこは、
普段は一般には小売りしていなかったのですけれど、
ご近所だからといって、無理を言って、
売ってもらっていました。(訳あり品だとさらに激安)
何年か前、錦糸町の菓子問屋エワタリに行ったら、
小学生が集団で、お菓子を買っていました。
遠足のお菓子ではなかったようですが、ああして、
みんなで買うと相当、安くあがりますね。
最近の遠足ですけれど、漫画にあるとおり、
お菓子は禁止というところがほとんどのよう。
そのかわりに、学校が、飴やスナックなどの
「行動食」を配ることがあるそう。
先生が選んで、統一したものを配るのは、
平等でいいんでしょうが、生徒としては、
選ぶ楽しみがなくなりますよね。
そうそう、昔は、上に述べたように、
友達の間で、お菓子の交換もしました。
中には、「都昆布」という酢昆布や、ボンタンアメ
なんて渋い趣味のお菓子を持ってきた奴なんかもいて、
いやがられながらも、交換して食べてたなー。
でも今は、持参を許している所でも、
交換は禁止している学校があるんだそう。
これは、アレルギー体質の子がいたりするのを
配慮してのことだそう。
確かにそれは必要なことなんでしょうが、
なにもかも縛っていくと、面白さは、
それだけ失われていく気がします。
でも現場の先生からしたら、事故を起こさないように、
無事に遠足をすることが大事だから、
そうも言っていられないのでしょうね。
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