岐阜県高山市に住む母の同級生から、
母に、2015年11月14日、電話があったそう。
それまで定期的に近況を話していた二人。
母もかけようと思っていた矢先に、
久しぶりにかかってきたそうです。
久しく電話がなかったのは、
同級生が体調を崩していたからでした。
病院に行って調べてもらったところ、
特段、悪いところはなかったのですが、
言われたのは、栄養失調。
そう、最近、話題となっている高齢者の新型栄養失調です。
これは、本人は十分に食べていると思っているのだけれど、
主にタンパク質が不足していて起こる栄養が欠乏した状態のこと。
こうなると、行動する意欲が薄れて、外出が減ったり、
家の中でも動きがにぶります。
タンパク質からなる筋力が少なくなって、
転びやすくなったり、歩く速度が遅くなったりします。
さらに進むと、免疫力の低下し、
風邪などをひきやすくなったり、
他の病気にかかりやすくなります。
ほかに貧血、骨折、心臓病、脳卒中なども。
そして、それがら生じることで、
寝たきりや要介護になるリスクが高まるのです。
母の同級生は、旦那さんをなくし、
お子さんは東京に暮らしていて、
高山に1人暮らし。
なので、食べるものを手近にあるもので
適当に済ませていたんだそう。
そう、朝にお茶にあんぱんとか、
お昼はうどん、夜もあにぎりに漬け物
といった具合です。
自分では量を食べているつもりだったのですが、
量は足りても、タンパク質、ビタミン、ミネラルが
決定的に不足していたようです。
病院に入院し、おかゆからはじめ、
病院食を食べ、養生していったとのこと。
1人暮らしだと食事の準備がおっくうになります。
最近では、栄養を考えて宅配してくれる
食事サービス、お弁当があります。
また食欲がなくても飲める栄養補給食品もあります。
調理がおっくうな場合は、そうしたものを利用するのもいいですね。
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