まもなく土用の丑の日。
うなぎが食べたくなる時期ですね。
けれどここ最近、うなぎは稚魚が減り、
天然はもちろん、生産量のほとんどを
占める養殖もピンチなようです。
以前は、結構な頻度で食べていたうなぎの蒲焼き。
よく買いに出かけた神田の鰻屋さんともご無沙汰です。
先日、近所のスーパーに出かけたら、
うなぎの蒲焼きが並んでいました。
先に値札が目に飛び込んできたのですが、
その額に驚いてしまいました。
いつの間にかスーパーの鰻の蒲焼きが
こんな値段になっていたなんて……。
その後、パッケージの中の鰻を見たら、
なんとなく違和感が。
すぐには気が付かなかったのですが、
これまでより、太くて短いような気が。
店員さんがいなかったので、聞けず。
帰宅後、調べたら、稚魚の不漁、数の減少を
補う苦肉の策のようです。
「太化(ふとか)」と呼ばれる手法で、
これまでより長く育てて、大きくし、
一匹当たりの大きさ、重さを増やすんだそう。
一匹当たりが大きくなるので、うな重、うな丼などに
使われる匹数が減り、リーズナブルな値段で提供できる
とのこと。
ただ一般にうなぎは、大きくなると身も皮も固く
なるので、その対策が必要。
養殖業者は、エサの種類、配合やエサを与える時期、
量などを調節し、大きく太っても、身、皮が固くならない
工夫をしているんだそうです。
残念ながら、まだ「太化」したうなぎはもちろん、
通常のうなぎも、今年は口にしていないのですけれど、
ふっくら肉厚で柔らか、それでいてリーズナブルな
太化うなぎの蒲焼きを、いただきたいものです。
コメント