母の一番上の姉から電話。「あんた。今日はあんたの結婚記念日だよ」。母の反応は?

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先日、夕食のためにリビングにいったら、
奥のソファーのところで、母が電話をしていました。

その口調・内容からして、相手は、
母の一番上のお姉さん(伯母)のようです。

自分の食事が終わりかけたころ、
ようやく電話の子機を置いて、
テーブルに戻ってきて、お茶をいれました。

「岐阜の一番上のお姉さんから。
なにごとかと思ったら、『あんた、知ってる?
今日はあんたたちの結婚記念日だよ』」
との内容でした。

なんでも今、写真を整理していて、
ずっと昔の写真を見ていたら、
昔の父と母の結婚式の記念写真が出てきたんだとか。

そこには日付が記されていて、それがまさに
今日で、これはということで、
電話をしてきたんだそう。(1月24日)

子どもたちはもちろん、本人たちもすっかり
忘れていて、お祝いなど何も特別なことは
していません。

「なにせ60年以上も前のことだからねー」と母。

それでも結婚して何年かは、記念日には、
夫婦で外出して、食事をしていたそう。

子どもができ、大きくなり、家族で食事をする機会も
ありましたが、たいていは誕生日で、結婚記念日は、
自然に祝わなくなったようです。

けれど、お姉さんから電話をもらったことで、
昔がよみがえったようで、記念日に二人で
行ったお店や食事などの思い出を、
詳しく話してくれました。

いやそれにしても、そんな昔のことをよくも
そんなに覚えているものだと、こちらは、
関心してしまったのですが、これは、男と女の
記憶の違いということなのかもしれません。
(おそらく父は覚えていない)

こうしてみると、モノも大事だけれど、
いろいろと一緒に体験するということは、
それ以上に人生の糧になるものだな
ということです。

そうした共通体験をたくさん持っている人ほど、
豊かで幸せな人生といえるのかもしれません。

プロフィール
この記事を書いた人
niki

35年以上にわたり、TV、ラジオ、
イベント制作に携わる。30年余
り、放送関係の専門学校講師を
勤め、企画書、台本の書き方を
教える。10年余りホテルの食に
関するHPの制作、コンサルタ
ントも、行う。新聞は小学4年生
から読み始め、多い時には13紙
を愛読。
ブログ「トクダス」
https://nikitoki.blog.ss-blog.jp/
ブログ「人生やり残しリスト」
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