「あさが来た」で「ファーストペンギン」? 明治時代に?

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昨日もNHKの連続テレビ小説「あさが来た」の
話題を取り上げました。(「スカブラ」について)

2015年11月26日、今朝も見ていたら、
五代友厚(ディーン・フジオカ)が、
「あさ」に思いを寄せる彼は、彼女のことを
「ファーストペンギンのような人だ」と言い、
「ペンギン」の絵が描かれていました。

で、スーパー(テロップ)で「ファーストペンギン」と。

先週の新聞に掲載されたあらすじの予告にも
「ファーストペンギン」また、
NHKの番組サイトにもこの言葉が登場しています。
(今日の場面では、大久保利通と芸妓で三味線の師匠
美和の前でだったので、後日またこの言葉が出てくるのでしょう。)

《炭坑の光
【第9週】 11月23日(月)~11月28日(土)》

《そしてある時、あさを訪ねて五代(ディーン・フジオカ)がやってくる。
五代は、あなたは海に一番に飛び込む勇敢な「ファーストペンギン」だ
とあさを勇気づけ、すぐに去ってしまう。》
http://www.nhk.or.jp/asagakita/story/index.html

薩摩スチューデントと呼ばれ、イギリスに留学した
五代友厚がペンギンを知っているのは良いとして、
あの時代から、「ファーストペンギン」という
考え方はあったのでしょうか?

(五代友厚や森有礼ら薩摩藩から
19人の学生が、1865年に英国に留学)

そもそもこのファーストペンギンとはどんな意味なのでしょう。

これは文字通り、最初のペンギンのこと。
群れの中で、海に最初に飛び込むペンギンのこと。

ペンギンは群れで行動しますが、魚を獲るために
海に飛び込まなくてはいけません。
しかし海には、ペンギンを狙う天敵である
動物(トド、シャチなど)がいる危険性があります。

最初に飛び込んだペンギンは、そうした敵に狙われ、
命を落とす危険が最も高い。

最初に飛び込む最も勇気のあるペンギンから、
さらに意味が広がり、未知の領域、新しい市場に
はじめて挑戦する人、企業を「ファーストペンギン」
と呼ぶようになったようです。

個人的には、ビジネス書や雑誌などで
この言葉を知りました。

この考え方のもとは誰がいつ頃、唱えたのでしょうか?

個人的な言葉の歴史でいえばつい最近のことです。

末期ガンで余命半年の
カーネギーメロン大学教授
ランディー・パウシュ氏の感動的な「最後の授業」。

その中でも例え失敗に終わっても、
リスクをとって挑戦することについて語られています。

氏は大きな、また新しいことに
チャレンジしたけれど失敗した学生に
「First Penguin award」を毎年与えていたんですね。
(亡くなった後、現在も引き続き行われている)

《Honoring Randy》
http://www.cmu.edu/randyslecture/honor/

脳科学者の茂木健一郎氏が書いた文章の中でも出合いました。

《英語圏では「最初のペンギン(first penguin)」といえば、
勇気を持って新しいことにチャレンジする人のことを指す。
そのような概念、それを表現する言葉があるということは、
それだけ、不確実な状況下で勇気を持って決断する人が
賞賛される文化があることを示している。》
《最初のペンギン》

てっきり新しい言葉と思ったのですが……。

penguinと言う言葉はいつころ生まれたのでしょう。

語源は確定的なものはないよう。
一説にはウェールズ語由来で、
時代的には1570年から80年ころと。
(意味は perhaps from Welsh pen gwyn,白い頭)

1578年、ドレークがマゼラン海峡で
「ペンギン」を見つけたことからと。

the definition of penguin
Penguin definition, any of several flightless, aquatic birds of the family Spheniscidae, of the Southern Hemisphere, having webbed feet and wings reduced to fli...

少なくともそれ以降ですね。

そもそも人類とペンギンの最初の出会いは?

記録に残っているもので最古は、
1497年のヴァスコ・ダ・ガマの航海を
記録したアントーニオ・ピガフェッタによるものとされているようです。

《人類とのつきあいが最も長いペンギン
~化石人類の時代から現代までケープペンギンたちはなにを見てきたのか?~
著:上田一生》
http://mirai.dnp/eco/column02.html

温帯産のペンギンについては上にあるように大航海時代。
南極に近いところのペンギンについては、18世紀以降、
さらに南極のペンギンは19世紀以降のようです。

英語圏で、ペンギンが種類、生態なども含め、
一般にもよく知られるようになるのは、
早くても18世紀以降ということになるのではないでしょうか。

ですので、「first penguin」=先頭に立ちリスクを取る人という
考え、言い方は、そんなに古いものではない気がします。

五代友厚がイギリス留学中にあったのかどうか。

まあこれはドラマですから、
後知恵でファーストペンギンを
語ってもいいとは思いますが、
違和感が残りました。

追記
2015年11月28日の放送では、放送の中で、
あさがいる炭鉱を訪れた五代友厚が、
「ファーストペンギン」について詳しく説明していました。
その考えをイラストを使って図示。

五代のいうペンギンは南極のペンギンのよう。

○南極の探検
1820年、南極大陸発見。
(イギリス海軍のエドワード・ブランスフィールドなど未確定)

イギリス人のジェームズ・クラーク・ロスが、
1839年から1843年にかけて南極を探検。
彼の観測船は、南緯78度まで到達。
ロス棚氷、エレバス山、テラー山などを発見。

1901年~1904年、イギリス探検隊が南極に上陸。

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